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サブちゃん、涙の熱唱!キタサンブラック、ジャパンC制覇!!首の手術乗り越え「まつり」歌った【換金くん清田区北野店ブログ】

 ◆第36回ジャパンC・G1(27日・芝2400メートル、東京競馬場、良)

 歌手の北島三郎(80)が27日、東京競馬場の9万人近い観衆の前で歓喜の「まつり」を披露した。競馬のG1レース「第36回ジャパンC」で所有馬のキタサンブラックが、2着に2馬身半差の逃げ切り勝ちを飾った。涙ながらにレースを見守ったサブちゃんは、頸椎(けいつい)症性脊髄症で9月に手術を受けたばかり。まだ万全の体調ではないながらも、力みなぎる熱唱で愛馬の優勝に花を添えた。次走は、昨年3着に終わった年末の有馬記念の予定。「勝っちゃうかな」と堂々の勝利宣言も飛び出した。

 双眼鏡でのぞく先が、ゴールする直前から涙でにじんだ。1枠1番から好スタートを切ったサブちゃんのキタサンブラック。最後の直線でさらに後続のライバル馬を突き放した。1番人気に応える圧勝でJRA最高賞金となる3億円を獲得した。

 「『1着になれ、1着になれ』と手を合わせて応援していた。今日は自分の兄弟もみんな集まって、兄弟で抱き合って涙を流した。ボロボロ涙した」とあふれる感激で胸を熱くした。

 ウィナーズサークルへと足を進める途中、ファンが歌う「まつり」が耳に入ってきた。「それがうれしかった。それで、俺、歌わないわけにいかないでしょ」と観客の声援に応えた。手拍子を促し、「これが日本の これが競馬の まつり~だ~よ~! これが日本の 競馬だ~よ~!」。最終レースを終えてもスタンドを離れようとしない熱狂的な競馬ファンと、喜びを分かち合った。

 体調は万全にほど遠い状態だった。8月末に自宅で転倒。手足がしびれる持病の頸椎症性脊髄症が悪化し、9月の恩師・船村徹氏の催しにも車椅子で出席。80歳の誕生日(10月4日)の翌日に行われた自身の“55周年の宴”には入院先の病院から駆けつけ、歌える状況ではなかった。今も人に支えられながらの歩行だが、歓声に包まれるターフに入ると、本人も信じられないくらい別人のような足取りになっていた。「首、治っちゃったよ。明日からスイスイ歩けそうな気がする」と軽口が飛び出るほど、興奮は収まらなかった。

 G1は昨年の菊花賞、今年の天皇賞・春に続き、これで3勝目となり、ジャパンCは馬主生活54年目で初挑戦で初制覇だ。昨年の日本ダービーは14着の惨敗。ラストの直線が長い府中(東京競馬場)は逃げ馬に不利と言われる。やゆする言葉を耳にしたことがあった。今回、場所も距離も同じ。「自分のことを言われるより悔しい。新馬戦は、調教師とも相談して『府中があってる』と言って、ここにしたんだから。絶対に合ってると思っていた」。絶大な信頼で、遠く視線を送る愛馬の背中を押した。

 今回の優勝で、年度代表馬の期待も膨らむ。「最近は私より馬の方が人気が出て、そこには抵抗があるけどね」と冗談交じりに話したが、さらなる大舞台が控える。昨年3着に沈んだ有馬記念。「(武豊騎手に)嫌だと言われても、もういっぺん乗ってほしい。嫌だとは言わせない。ここまで来たら、最後頑張ってほしい」。年末の大一番を制すれば、来秋の凱旋門賞挑戦も視野に入る。

 

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サブちゃん、涙の熱唱!キタサンブラック、ジャパンC制覇!!首の手術乗り越え「まつり」歌った



「まつり」歌えてよかったですね!

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