ショウナンパンドラ電撃引退、高野師「ずっと応援し続けます」【換金くん札幌本店ブログ】
2日、2014年の秋華賞、2015年のジャパンカップを制したショウナンパンドラの現役引退が発表された。同馬は、6月に判明した左第3中手骨遠位罅裂骨折のため休養していた。今後は北海道勇払郡安平町のノーザンファームで繁殖生活へ入る予定だ。
高野友和調教師の話
「時がくれば復帰は可能ですが、秋華賞、そしてジャパンカップというスーパービッグタイトルを獲ってくれたという現状と、年齢的に次のステージも控えているという状況からオーナーが判断され引退が決まりました。
デビュー前から圧倒的な素質を感じていましたが、なかなか開花させることができず、もどかしい時期もありました。でも、時間とともに持って生まれた素質を発揮できるようなり、3歳秋に秋華賞を勝ちました。この頃は“まだまだ成長過程”であったにもかかわらず、そのタイミングでGIを勝ててしまうほどのポテンシャルの高さ…本当に素晴らしかったです。
そして、さらにそのもっと上の力を秘めていることを証明したいということで、古馬の牡馬相手の路線に照準を定めました。その中で、ジャパンカップという超難関レースを制してくれました。大舞台でショウナンパンドラの力をちゃんと出すことが出来て、もちろん嬉しかったですしホッとした瞬間でもありました。
そして、ショウナンパンドラの活躍のおかげで、わたしの厩舎の名前を数多く取り上げていただきました。
ショウナンパンドラには感謝の気持ちでいっぱいです。
今後、繁殖牝馬となりますが、その子供たちをずっと応援していきたいです。もしも、その子を私が預かれることになれたなら、大変光栄です」
(取材・文:花岡貴子)
ショウナンパンドラお疲れ様でした!! 強い種馬を残してほしいね!!
ショウナンパンドラ電撃引退、高野師「ずっと応援し続けます」