芸能人も被害? 「盗撮サイト」の実態 暴力団が「シノギ」に利用か【換金くん札幌本店ブログ】
トイレなどで女性を盗撮した動画を、インターネット上で有料配信していた業者が、わいせつ電磁的記録有償頒布目的保管容疑などで摘発された。業者は盗撮動画を買い取っていたとみられ、「芸能人」をうたう画像もモザイクつきで公開されていた。専門家は「動画は盗撮マニアによるもののほか、暴力団が資金目的で撮影したものもある」と指摘している。
摘発されたとみられる有料サイトには、女性のあられもない姿を盗撮した動画が「ジャンル別」に並んでいた。福岡県警などに逮捕されたのは運営会社の役員ら十数人で、「コレクション売ってください」などと買い取りの広告を出していた。
盗撮の場面はトイレから脱衣所、果ては野外での性行為まで。ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「靴に小さな穴を開けてカメラをセットしパンチラを撮ったり、紙袋に仕込んだカメラをトイレに設置し、あとで回収するなどの手口がある。撮影された側は、まず気付けない」と話す。
盗撮グッズは秋葉原(東京)などで簡単に購入でき、「盗撮サイト業者が、看板のない店舗で客に撮影方法をレクチャーした上で機材を販売し、後日映像を買い取るケースもあると聞く」(井上氏)というから恐ろしい。
問題のサイトでは「芸能人」をうたう映像もある。大半はニセモノとみられるが、「十数年前に女性タレントが盗撮されたケースでは、暴力団関係者が資金源とする目的だったとされる。現在、盗撮サイトが『シノギ』に利用されている可能性もある」と井上氏。
撮影者ではなく、今回のように運営サイトが摘発されるのはまれだという。井上氏は「買い取りを強調するなど、積極的に犯罪に加担していると判断されたのだろう。だが、運営団体はほかにもある。撮られた女性のほとんどは、指摘されて初めて、ネットに姿がさらされていると知ることになる」と話している。
これ、逮捕されたことで逆に「あの動画に写ってた芸能人は本物だった!」ってプレミアがついちゃってるみたいだね…