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3年前まで現役サラリーマン 104歳が語るシンプルな仕事観 「換金くん清田区北野店ブログ」

「今まで働いてきて疲れたと思ったことはない。普通だと思うことをただ続けてきただけ」という福井さんは、つい3年前の101歳まで現役で働いていた伝説のサラリーマンだ。神奈川県藤沢市の辻堂から神田まで、片道1時間かけて通勤していたというから驚く。そんな福井氏に100歳のリアルを聞いた。
「勤めに出ていたときは、5時半に起床、自分で朝食を用意していました。パン、サラダを少々、バナナ1本にヨーグルトというメニューです。長男の嫁に車で最寄り駅の辻堂まで送ってもらい、8時半の湘南ライナーに乗って通勤。昼食は、会社でみんなと弁当やマクドナルドで買って食べ、夜は2世帯住宅の息子家族の家で食べて、21時には就寝です。3年前に長男の嫁が、海外在住の娘(福井さんの孫)の出産サポートに行くのを機に、僕はケア付き住宅に入居しました。ごはんや家事はやってもらいますが、身の回りのことは自分でできています」

 体力的なことはさほど変わらず、むしろ痛みなど気にならなくなったそうだ。

「白内障の手術をしただけで、大病をしたこともないですね。若い頃は腰痛持ちでしたけど、特に治療していたわけでもなく、年をとってから体の痛みを訴えた記憶もない。昔は速足で、若い人が後からついてくる感じでしたが、95歳くらいからだんだん遅くなり、追いかける方になりました」

 視力は2.0でずっと良かった。

「新聞や本などの細かい字も老眼鏡があれば読めます。ただ、100歳を過ぎてから耳は遠くなりましたね。はっきりした発音でゆっくり話してくれないと聞き取れないことが多くなった。最近の人は早口が多い気がするね。体がだるいとか、調子が悪い、と思うことは昔よりも増えたかな。でも、眠れないなんてことはまずないね」

 90代で交通事故に遭った。交差点で車と接触して吹っ飛ばされ、車のサイドミラーは大破。ところが本人は骨を折ることもなく軽傷で済んだ。

「車もノロノロだったし大した事故ではなかったんだよ。通勤していたときは、みんな携帯電話を見ていて、ぶつかってくるから、むしろそっちの方が本当に危なかった」

 仕事観や人生観はシンプルだ。

「仕事は楽しいとか楽しくないとかじゃなく、『人間だから働く』という考えです。『偉くなりたい』とかそういうタイプじゃなかった。サラリーマンとして必要なスキルは、やはり、人のために働く『利他』じゃないかな。あとは、一生懸命努力することでしょう。何かを困難だと思ったことはありません。運がいいんだね、僕は」

 毎朝、新聞を読み、知的欲求は衰えない。家にいた時は常に辞書を置き、カタカナの新語や英語を調べていたという。

「104歳になっても、不都合は特にないなぁ。頭や体はだんだん衰えているけど、それは当然のこと。でも、ご飯もおいしく食べられるし、誰に頼ることなく、杖をつくこともなく、自分の力で歩くことができているからね。毎日楽しみにしていること? 生きていることが、楽しみで幸せだよ」

 100歳以上の人口はすでに6万人超。福井さんをはじめ100歳の壁を越えた人たちは、困難を困難と思わないポジティブさがある。

〈プロフィル〉1912(明治45)年、東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業後、同大学助手に就くも間もなく徴兵され満州へ。33歳で除隊後、家業の毛皮業を手伝い、49歳で助手時代の仲間が経営する望月証券(現・みずほ証券に吸収合併)に入社。70歳で子会社の宝商会へ出向、101歳まで勤務。2013年からはケア付きマンションに入居。著書に「100歳、ずっと必要とされる人」(日経BP社)がある。

サラリーマンでも長生きできるんですね。
3年前まで現役サラリーマン 104歳が語るシンプルな仕事観

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