漫画家・江川達也氏が映画「君の名は。」を斬る「パースの狂いが気になってしまった」【換金くん札幌本店ブログ】
9日、漫画家の江川達也氏が自身のFacebook上で、大ヒット中のアニメ映画「君の名は。」に苦言を呈した。
「君の名は。」は、田舎町の女子高校生と、東京の男子高校生が入れ替わってしまう物語だ。公開後の10日間で動員290万人、興収38億円を突破し、大ヒットとなっている。
江川氏は家族で「君の名は。」を観たという。しかし、大勢の高評価とは異なり、江川氏は「悪くはないが、思ったよりスケールが小さかった」「キャラクターの絵が好みじゃなかったのとエロス要素がなく楽しめなかった」と否定的な言葉を並べる。
さらに、江川氏は「主人公たちが、極端に頭が悪いのも感情移入できなかったところだが、ヒットするためには、頭が悪いという要素は必要なのだろう」「作り手のメタ認知能力(自身を客観視する力)が低いのかなー、とも考えられる」と分析した。
続けて、江川氏は「背景や小物に力を入れる監督だが、逆に力を入れたぶん、ユルい背景のパースの狂いが気になってしまった」と、漫画家ならではの視点で作品を斬ってみせる。
そして最後に、江川氏は「まあまあ楽しめたので時間と金返せ。とは言わない」といいつつも、自身だけでなく、一緒に観に行った家族全員が低評価だったと付け加えていた。
そんなパースの狂いなんていうプロじゃなきゃ気付かないところよりも、どう考えても無理があるストーリーをツッコんでやってください。私は観賞後に奥さんに「ここってどう考えてもおかしくないか?」と言ってみたんですが、奥さんとしてはあまり気にならなかった、そういうもんだ、と思って観ていたという感想で、コイツ、読解力というか理解力が欠如してるんじゃないか、と不安になりました。そしてこの映画を観て泣いた!とか感動した!とか言ってるやつが多いので、みんなこんなかんじで、俺が気にしすぎでおかしいのかな…と不安になったので帰宅後にネットで調べてみたら私と同じツッコミをしている人たちが大勢いて、そのほとんどが男性。これはおそらく男女の脳の構造が違うために女性が違和感なく受け入れられるところを男性は気になってしまうのではないか、と思って一人納得していたら、監督、男だったね。なんだろ、どうしてこれでいいと思ったんだろう?