＜大雨速報＞レーダー検知で浸水予測を住民に　神戸大が実験　「換金くん清田区北野店ブログ」

都市部でのゲリラ豪雨などを早期にキャッチし、住民が避難する時間を確保しようと、神戸大学や民間企業でつくる研究グループが、大雨の兆候をレーダーで検知して浸水区域の予測情報などを住民に配信する新システムの開発を目指している。今年５月に福井、富山両市で実証実験を始めており、今年度いっぱい行われる見通し。事業を委託した国土交通省は来夏に検証結果を公表する。

　国交省によると、新システムは、短時間に大雨を起こしやすい積乱雲の接近や雨の降り始めなどをレーダーで検知し、１時間分の降水量や浸水区域を予測するもの。自治体などが使っている既存の技術に比べ、住民側に情報を配信できる時間を１０分ほど短縮できると見込んでいる。高齢者などの災害弱者を早めに避難させることができるほか、下水道の排水ポンプや雨水貯留施設の準備を早めに行うことで浸水被害の軽減も期待できるという。

　実証実験では、両市にレーダーを３台ずつ設置。両市で８世帯ずつにタブレット端末を配布し、短時間での大雨が発生しそうな時には降雨の状況や浸水が想定される区域の情報などを配信する。

　レーダーは、５０メートル四方の狭いエリアを細かく分析して詳細な情報を収集できる。車で簡単に運搬できる大きさまで小型化しており、設置場所も状況に応じて変えられるようにする。

　国交省の担当者は「コスト面なども検証し、有効性が確認できれば自治体などでの導入を働きかけていきたい」としている。

実用化されれば、今回の災害みたいに人が亡くなるのをかなり防げるようになるのではないでしょうか。
＜大雨速報＞レーダー検知で浸水予測を住民に　神戸大が実験