スペースXロケットがまさかの大爆発。打ち上げテスト最中に衛星「Amos 6」失う 「換金くん清田区北野店ブログ」
ロケットの打ち上げや着陸で成功を積み重ねていたスペースXに、まさかのトラブルです。同社のファルコン9ロケットはフロリダのケープカナベラルにて打ち上げ前試験を行なっていたのですが、9月1日午前9時07分にまさかの大爆発を起こしました。(動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=_BgJEXQkjNQ)
この事故は、地上でロケットエンジンを数秒点火する「スタティック・ファイア・テスト」の最中に起きました。事故の原因として、同社は「ロケット上段の酸素タンク」のトラブルを指摘しています。ただしこれがロケット自体の欠陥なのか、あるいは打ち上げ施設の欠陥なのかはまだはっきりしていません。また事故によるけが人は出ませんでしたが、爆発の衝撃は数マイル先にも伝わったそうです。このファルコン9には人工衛星「Amos 6」が搭載されていました。Amos 6はイスラエルの宇宙開発企業「スペースコム」の通信衛星で、アフリカのサハラ砂漠以南にFacebookの「Internet.org」計画としてインターネットを提供する予定だったのです。なお、このAmos 6は2012年に製造元のイスラエル・エアロスペース・インダストリーズからスペースコムに1億9500万ドル(約200億円)で売却されたものです。
従来の予定だと、このAmos 6はファルコン9に搭載されて今週土曜日03時に打ち上げられる予定でした。また今回行われたスタティック・ファイア・テストも従来通りの打ち上げ手順となっており、今後の爆発原因の調査が必要とされています。なお、昨年6月にもスペースXのファルコン9は打ち上げに失敗して爆発し、その後同社は6ヶ月間ロケットの打ち上げを行いませんでした。しかし同年12月にはロケットの打ち上げと着陸に成功し、その次には洋上のドローン船への着陸にも挑戦しています。
そして、スペースXはファルコン9の第一段階を3つ束ねた「ファルコン・ヘビー」の初打ち上げを年内に計画しています。さらに来年には、同社はNASAとの契約の元宇宙飛行士をISS(国際宇宙ステーション)へと輸送する計画です。そして、2018年には火星へと民間初の探査機を送り込む予定です。このような将来的な計画を順調に遂行するためにも、今回の爆発事故の原因究明が徹底的に行われることでしょう。
宇宙開発は難しいですね。相当な量のお金と人と時間と物をかけて作っても、爆発事故で一瞬にして0になるんだから。ISSに元宇宙飛行士をこの会社のロケットで飛ばすらしいが自分が宇宙飛行士なら絶対に乗りたくない。
スペースXロケットがまさかの大爆発。打ち上げテスト最中に衛星「Amos 6」失う