半世紀の内戦終結＝左翼ゲリラと合意―コロンビア 「換金くん清田区北野店ブログ」
コロンビア政府と左翼ゲリラ組織コロンビア革命軍（FARC）は24日、共同声明で、半世紀続いた内戦を終結させることで合意したと発表した。
政府は10月2日に国民投票を実施し、合意内容への信任を求める。中南米で最も長い武力闘争の和平交渉が妥結し、コロンビアは歴史的な転換点を迎えた。
ただ、ウリベ前大統領や犠牲者遺族は「FARCに対する処罰規定が甘い」と反発を強めており、この問題が国民投票の焦点となりそうだ。
共同声明は「内戦の終結は安定的で永続的な平和の礎だ」と強調。サントス大統領はテレビ演説で「より良い未来への希望となる」と語った。
4年にわたり断続的に続いた和平交渉は既に、FARCの政治参加や武装解除、犠牲者への補償で大筋合意。6月には、サントス大統領とFARCのロンドニョ（通称ティモチェンコ）最高司令官が停戦協定に署名した。
FARCは1964年、社会主義政権の樹立を掲げて発足した。南米最大の反政府ゲリラ組織として、密林地帯を拠点に爆弾テロや誘拐を繰り返し、20万人以上の犠牲者を出した。国土の3分の1を実効支配して農村部の住民を支配下に置き、数百万人が家を追われたとされる。
米国の支援を受けたウリベ前政権はFARC掃討作戦を本格化し、90年代の最盛期に2万人を誇ったFARC構成員は7000人程度まで減少した。ウリベ氏後継のサントス氏は2012年、弱体化したFARCとの和平交渉入りを決断し、仲介国キューバで協議が続いていた。
コロンビア国民には朗報ですね。事実上FARCが負けを認めた形になるんですかね。どちらにせよ内戦が終わって良かった。