五輪V4伊調に国民栄誉賞を!バッハ会長絶賛、国内世論も後押し/レスリング【換金くん清田区北野店ブログ】
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リオデジャネイロ五輪は21日(日本時間22日)、17日間の熱戦を終えて閉幕した。閉会式では、女子の個人種目で五輪史上初の4連覇を達成したレスリング女子58キロ級の伊調馨(32)=ALSOK=が、国際オリンピック委員会(IOC)に指名される形で登壇。IOCのトーマス・バッハ会長(62)にも絶賛され、世界的にも“日本の顔”となった最強女王に、国民栄誉賞が授与される可能性が高まった。
華やかなリオ五輪のフィナーレ。笑顔で入場する日本選手団の中に、伊調の姿はなかった。登場したのは特別な場所。今大会で活躍が顕著だった5選手の1人として、ステージに上がった。
「自分の求めるレスリングとは程遠いものだったが、金メダルを獲得することができたのは、たくさんの方のサポートや応援があったから」
そう大会を振り返った伊調が壇上に立ったのは、国際オリンピック委員会(IOC)が創設するテレビ「五輪チャンネル」の開始をPRする演出。IOCはこれを五輪改革の目玉としており、女子の個人種目で五輪史上初の4連覇を達成した女王を、アジア代表として指名した。
IOCはバッハ会長も20日の総括会見で、今大会で偉業を遂げた選手の1人として、金メダルが通算23個となった競泳男子のフェルプス(米国)や、3大会連続3冠を達成した陸上男子のボルト(ジャマイカ)らとともに伊調の名を挙げ、「格闘技を知っていれば、いかに大変なことか分かると思う」とたたえた。世界が4連覇を高く評価。ならば日本は…。国民栄誉賞を授与される可能性が高まってきた。
伊調は2012年ロンドン大会で五輪3連覇を達成。同年11月、同じ五輪3連覇を果たした吉田沙保里が国民栄誉賞を受賞したが、伊調には授与されなかった。吉田は世界選手権と合わせて「世界大会13連覇」だったことが理由とされた。だがリオ五輪で伊調は、吉田も逃した世界的な大記録、五輪V4を決勝の残り3秒からの逆転で実現。もはや文句はない。
国内の世論も後押しを始めた。日本レスリング協会には、ファンから「伊調選手は国民栄誉賞ですよね?」との電話が何本もかかってきているという。インターネット上の書き込みにも、望む声が続出。伊調の地元、青森・八戸市の小林真市長(66)は19日に八戸市民特別栄誉大賞を授与することを発表した際に、「国民栄誉賞を授与されることを期待する」と公言した。
参院議員でもある、日本選手団の橋本聖子団長(51)は「伊調の4連覇、ぎりぎりのところであきらめない姿が、次のバドミントン(女子複の高橋、松友ペアの金メダル)につながったという話を聞いている。日本チームならでは」と、史上最多41個のメダル獲得に、伊調の奮闘がつながったと評価した。政府の具体的な動きは明らかになっていないが、伊調がスポットライトを浴びた閉会式には安倍晋三首相(61)も出席。個人では23人目の授賞へ、機は熟した。
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五輪V4伊調に国民栄誉賞を!バッハ会長絶賛、国内世論も後押し/レスリング
国民栄誉賞、絶対授与されると思います!