転落に注意! ホームに赤線 京都市営地下鉄、柵ない12駅【換金くん札幌本店ブログ】
京都市営地下鉄の安全対策として、市交通局がホームの端に赤い「注意喚起ライン」を引き始めた。乗客の線路への転落などの防止が目的で、8月末までに烏丸線の12駅に線を引く。
市交通局によると、地下鉄の利用客がホームから線路に転落する事故が2013~15年に毎年6件起きている。酒酔いや不注意が原因だが、最近は歩きながらスマートフォンを操作する「歩きスマホ」をする人もおり、転落や列車への接触といった事故が起きる恐れが増しているという。
転落防止のためのホームドアは東西線全駅で設置済みで、烏丸線では可動式ホーム柵を京都、四条、烏丸御池駅に設置した。ただ、烏丸線全駅にホーム柵を設置すると費用が膨らむことから、費用を抑えて素早くできる対策として、ホーム柵を設置していない全ての駅でラインを引くことにした。
注意喚起ラインには、滑り止め加工を施した塗料を使う。赤は視覚障害者にとっても識別しやすい色といい、40センチ幅の点字ブロックと見間違わないよう20センチ幅で引く。7月19日に国際会館駅で作業を始め、順次、南の駅へと整備を進めている。費用は全駅で約840万円を見込む。
注意喚起ラインは、JR西日本や近鉄などの駅でも実施しているという。市交通局高速鉄道部運輸課は「ホームに引いたラインだと、歩きスマホをしている人の視覚にも入る。今まで以上に安全に利用してもらえる環境を整えたい」としている。
転落に注意! ホームに赤線 京都市営地下鉄、柵ない12駅
普通に歩いていたら落ちないですけどね。。。