稀勢の里、キセキ信じる！白鵬倒し日馬と決定戦で逆転Ｖなら綱も【換金くん清田区北野店ブログ】

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　◆大相撲名古屋場所１４日目　○稀勢の里（突き落とし）白鵬●（２３日・愛知県体育館）

　東大関・稀勢の里が初Ｖに向けて踏みとどまった。東横綱・白鵬との３敗対決を逆転の突き落としで勝利。東大関・豪栄道を下して単独トップを守った東横綱・日馬富士との１差をキープし、優勝の可能性を残した。千秋楽は日馬富士が敗れた上で稀勢の里が勝てば優勝決定戦に進出。賜杯を抱けば、絶望的となった今場所後の横綱昇進の機運が復活する可能性もある。３敗を守った東前頭１０枚目・貴ノ岩を合わせた３人に優勝争いは絞られた。

　稀勢の里は、俵に左足１本を残して、何とか踏みとどまった。左のかかとは俵からはみ出て地面まで２、３センチ。「執念？　ですね」。頭から突っ込んだ白鵬の背中をもろ手で強引に突き落とした。内容には納得できなかったが「まあ結果だね。良かった」。最初は立ち合い不成立。２度目は一気に押し込まれながらも、ぎりぎりのところで初優勝へ望みをつないだ。

　前日（２２日）の敗戦で消えかけた今場所後の横綱昇進の可能性も、わずかにつながった。横綱審議委員会の守屋秀繁委員長は１４日目の取組後、１２勝３敗の優勝での昇進に否定的な見解を改めて示した。だが協会側はこの勝利を受け、２４日正午に審判部の親方による会議の開催を決定。内容は、横綱昇進を預かる同部としての意思統一だ。二所ノ関同部長（元大関・若島津）は「千秋楽まで分からない。安定感はある。１３勝、１３勝と来て１２勝ならね」。日馬富士が敗れて決定戦となった末、稀勢の里が優勝した場合、同部として横審に諮問する意思があることを示唆した。

　会議の招集について八角理事長（元横綱・北勝海）は「それでいいんじゃないか。昇進には優勝が欲しい？　そうだね」と審判部に同調。また、二所ノ関部長は「１１勝止まりだったら（綱取りは）振り出しでしょ」と明言。１２勝なら賜杯の有無にかかわらず、来場所の綱取りが継続となる方針の裏返しでもある。

　千秋楽の豪栄道戦が運命の一番となる。勝てば天国、負ければ地獄。「集中してやるだけです」と稀勢の里。優勝を果たせば、何かが起こる可能性はある

　

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キセキが起こればいいですね！