鳥越俊太郎氏 都知事選出馬表明「がん患者でも都知事はできる」【換金くん琴似店ブログ】
“◇東京都知事選(14日告示、31日投開票)
ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)が12日、都内で会見し、正式に東京都知事選(14日告示、31日投開票)への出馬を表明した。民進党など野党4党は支援していくことで一致。鳥越氏は「参院選の結果を見て決意した」とし、「残りの人生を東京にささげたい」と意欲を語った。自民党は増田寛也元総務相(64)と小池百合子元防衛相(63)に分裂。野党系は元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)と調整できるかが焦点となっている。
告示2日前になってようやく野党4党統一候補が決まった。
鳥越氏はにこやかに会場入り。2代続けて都知事が「政治とカネ」の問題で辞任したことを引き合いに「報道現場一筋で外から税金の使い道をチェックしてきた。納税者意識を頭に入れて仕事したい」と抱負を述べた。
出馬の動機となったのが改憲勢力が3分の2議席以上を獲得した参院選の結果。「憲法改正が射程に入っている。戦争を知る世代として流れを変える力になれたら」と述べ「(自身が当選した場合は)都は国とはちょっと違う道を行く」と熱弁。11日夕に最終的に決心したと明かした。
民進党都連から要請を受けて出馬を見送った元経済産業省課長の古賀茂明氏(60)も飛び入りで姿を見せた。1週間前に鳥越氏に電話で「選挙に出るなら応援する」と伝えていたと説明。がっちり握手を交わし、わだかまりがないことをアピールした。
がんの闘病を経験している鳥越氏は体調面について「今が人生で一番健康」と強調。これまで直腸がん、肺がん、肝臓がんで4度の手術を経験。直腸がんはステージ4だった。「手術から11年過ぎている。最後の肝臓の手術からも7年。がん患者でも都知事はできる、でいいじゃないですか」と笑ってみせた。カネの問題についての“身体検査”も「借金は一銭もない。金銭上何か出てくることは予想がつかない」と語った。
ただ準備不足の感は否めない。具体的な公約や都政の課題について聞かれると「わからない」を繰り返した。東京の出生率の数字を間違えて「訂正します」と謝罪する一幕もあった。
究極の後出しじゃんけん。「残りの人生はもう何十年もあるわけではない。人生の何分の一かを使って“住んで良し、働いて良し、環境良し”という東京のために私の全力をささげたい」と力を込めた。
◇鳥越 俊太郎(とりごえ・しゅんたろう)1940年(昭15)3月13日、福岡県吉井町(現うきは市)生まれの76歳。京大文学部卒業後、65年に毎日新聞社に入社。大阪や東京の社会部、テヘラン特派員などとして活躍。88年にはサンデー毎日の編集長に就任。89年にテレビ朝日「ザ・スクープ」のキャスターに就任。埼玉県桶川市の女子大生刺殺事件を巡る報道で日本記者クラブ賞受賞。”
鳥越俊太郎氏 都知事選出馬表明「がん患者でも都知事はできる」
東京の事ながら、都政より、政党間、更に派閥間の代理戦争みたいな様相ですね・・