＜ドコモ＞タクシーを迅速配車、ＡＩ使い実用化…来年度にも 「換金くん清田区北野店ブログ」
ＮＴＴドコモの吉沢和弘社長は６日、毎日新聞のインタビューに応じ、ビッグデータと人工知能（ＡＩ）を活用し、需要のある場所を予測してタクシーを迅速に配車するシステムを来年度にも実用化する考えを明らかにした。電車が事故で止まり駅前に利用客があふれている場合など、急激な需要変化への対応も期待できるという。
吉沢社長は、タクシー事業の東京無線協同組合、富士通などと技術開発を進めていることを明らかにした。携帯電話利用者の位置情報とタクシーの運行データ、気象データなどを組み合わせ、ＡＩが分析して３０分後のタクシー需要予測を運転手に提供する仕組み。１２月をめどにタクシーを使った実証実験を始める見通しだ。
吉沢社長は「今年度に実証実験をやって評価する。できるんだったら、どんどん展開していきたい」と述べ、将来的には全国各地でのサービス提供を目指したい考えを示した。
また、吉沢社長は２０２０年の東京五輪・パラリンピックに合わせ、次世代の移動通信システムである「５Ｇ」のサービス提供を開始する考えを示した。現行システムより高速で大容量の通信が可能になるため、「（競技の観戦者が専用の眼鏡をかけて）その競技の違う角度からの映像を同時に見ることができるようになると思っている」と述べた。次世代のスマートフォンにもＡＩなどを絡めた新たな機能やサービスを展開していくという。【田口雅士】
◇◇ＡＩ◇
「Ａｒｔｉｆｉｃｉａｌ Ｉｎｔｅｌｌｉｇｅｎｃｅ」の略。人工知能と訳される。多くの情報から考えて判断するといった人間の知的な活動をコンピューターが代わりにすることを目的とした研究や技術のこと。３月には、ＡＩの囲碁ソフトが世界トップクラスの棋士に圧勝したことが話題になった。
政府は６月に決定した成長戦略で、今後の生産性革命を主導する最大の鍵はＡＩなどを活用する第４次産業革命である、と明記した。最近では、ソニーが６月下旬、東京都内で開いた経営方針説明会で、ＡＩを活用したロボットの開発に着手していると発表した。ＡＩ技術の進展は著しく、さまざまな商品やサービスの開発が予想される。
最近こういうニュース見る機会増えてきましたね。移動が自動化する日もそう遠くなさそうですね。