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<松橋事件>「父はやっていない」長男訴え30年 声届いた【換金くん札幌本店ブログ】

「父はやっていない」--。熊本県宇城(うき)市(旧松橋=まつばせ=町)で1985年に男性(当時59歳)が刺殺された「松橋事件」で、殺人罪などで懲役13年が確定して服役した宮田浩喜(こうき)さん(83)の再審開始を認めた30日の熊本地裁決定。父親の無実を信じ続け、裁判のやり直しを求めてきた長男貴浩(たかひろ)さん(60)=熊本市西区=の思いがようやく実を結んだ。
「警察は映画のシナリオのように父を犯人に仕立てたとしか思えない」。貴浩さんは事件当時28歳。「親族の悪口を言われたのが動機というが、そんなことで自宅に小刀を取りに戻って殺害するだろうか」。任意の事情聴取に否認していた父親の突然の逮捕に納得できず、30年以上にわたり警察への憤りを胸に日々を過ごしてきた。

 法廷で無実を訴えた宮田さんは99年に出所したが、その後はあまり事件について語らなくなった。弁護士らの支援を受けて2012年に再審請求したが、その時には既に認知症の症状が出ていた。現在は熊本市の介護施設で暮らし、「必ず無罪を勝ち取れるから」と励ますと黙ってうなずいてくれる。事件や服役していたことは忘れた様子で「自分はプロ野球選手だ」と話すこともあるという。

 貴浩さんは今年1月、支援者や報道関係者らと事件現場から当時の自宅までの道のりを1時間かけて歩いた。犯行時に使った軍手を「捨てた」と自白したとされる大野川の川岸に差しかかると自然に足が止まった。「捜索してそれらしい軍手が見つからないと、今度は『燃やした』と供述が変わるなど明らかにおかしい」と捜査への不信感をにじませた。そして「捜査に当たった警察、検察の関係者も父と同じ期間を刑務所で過ごしてほしい。そうでなければ冤罪(えんざい)はなくならない」と憤った。

 再審開始決定については「もし出ればいち早く父に報告したい。丁寧に説明すればきっと喜んでくれるはず」と話していた。しかし、その後、体調を崩して入院したため、この日の決定を地裁で受け取ることはできなかった。

 ◇速やかに開始を 県弁護士会・吉田賢一会長

 松橋事件の再審開始決定を受け、県弁護士会の吉田賢一会長は30日、声明を発表した。声明では元被告の宮田浩喜さん(83)が高齢であることから「生きているうちに冤罪(えんざい)を明らかにし、救済をなすことが急務」と指摘。検察側には即時抗告せずに速やかな再審開始を求めた。【蓬田正志】

 ◇九州再審弁護団連絡会も声明

 九州で起きた7事件の再審開始を目指す弁護団でつくる「九州再審弁護団連絡会」(世話人・八尋光秀弁護士)は30日、「松橋事件」の再審開始決定を受けて、検察に即時抗告の断念などを求める声明を発表した。

 声明は、自白の信用性を否定する一方、任意性を支持した裁判所の決定内容については「いわれなき殺人の罪をかぶせられて任意に自白しないと考えるのが社会常識」と指摘。「特別な事情を証明する証拠が無い虚偽自白には安易に任意性を認定すべきでない」とした。

<松橋事件>「父はやっていない」長男訴え30年 声届いた

30年。。。。冤罪怖いですね。

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