亜大、ミラクルプレーで８強入り！９１キロ巨漢捕手・宗接が人生初の本盗決める【換金くん清田区北野店ブログ】

“◆報知新聞社後援　第６５回全日本大学野球選手権第３日　▽２回戦　富士大１―４亜大（８日・神宮）

　２回戦６試合が行われ、８強が出そろった。３年ぶり８強の亜大（東都大学）は、刺傷事件に遭った経営学部３年でタレントの冨田真由さん（２０）に届けとばかりに、ミラクルプレーで富士大（北東北大学）に逆転勝ち。体重９１キロの巨漢捕手・宗接（むねつぐ）唯人（４年）が、同点とした２回に人生初の本盗を決めた。

　予想外の衝撃が走った。１点を追う２回２死。三塁走者の宗接は、初球に猛然とスタートを切った。動揺を誘って投球がベース手前でワンバウンドする間、ホームにすべりこんで人生初の本盗成功だ。「やってやった！と思った。本盗はサイン。失敗を恐れずに無心で走った」。直前の三盗に続き、相手バッテリーの意表を突いて逆転勝ちへの流れを呼び込んだ。

　最速１５１キロ右腕の小野泰己攻略へ、チームは前日（７日）に異例の本盗特訓を敢行した。投球動作開始から捕球までを２・２秒とはじき出し、５０メートル６秒４とそこまで足の速くない巨漢・宗接もホームまで１・８秒。勝負できると確信した。「ノーヒットでも点が取れるのが亜大」とヒーローが言えば、生田勉監督（４９）も「ドキッと揺さぶろうと思って、（三塁に）行った瞬間やると決めた」としてやったりだった。

　この日の朝、合宿所にナインの歓声が響き渡った。大島正克野球部長（６８）のゼミ生で、重体だった冨田さんが意識を取り戻したニュースが食堂のテレビに映し出された。同じ学部で同学年の嘉陽宗一郎は「チーム全員の気持ちが上がった。冨田さんの分まで頑張ろうと思った」。今季リーグ戦で完投ゼロの右腕が、全国の大舞台で１失点完投勝利と気迫満点の快投劇を演じた。

　指揮官は「（冨田さんへ）毎日、ボールを届けようと、勝って勇気や希望を届けようと言っていた」と喜んだ。秋春連覇となる１４年ぶり５度目の頂点へ、とことん走り続ける。”

亜大、ミラクルプレーで８強入り！９１キロ巨漢捕手・宗接が人生初の本盗決める



まさにミラクルプレーでしたね！