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東京駅から電車で60分、「都心からもっとも近い廃村」はこうして生まれた【換金くん琴似店ブログ】

“ ある時から村に刻まれていた歴史が止まり、放置されたままになっている廃村。そのどこか中二病心をくすぐられる響きと、実際に足を踏み入れてわかる独特の佇まいは、マニアを生み出すほどの魅力を持っている。

⇒【写真レポ】田浦駅からスタート

 廃村と聞くと、人口が少ない地方にあるイメージだが、実は東京駅から1時間ほどの場所にも存在していたのをご存知だろうか。本記事はその「都心から一番近い廃村」の様子をレポートする。

◆駅から見える海上自衛隊の基地

 東京駅からJR横須賀線で約1時間。横須賀駅からほど近い田浦という場所にその廃村はある。駅周辺は山に囲まれ閑散としているが、少し歩くと昔ながらの商店街や海上自衛隊の学校があり、自然と人工物が混在した風景が広がっている。

※Google Map 35.293186, 139.627353

 そして駅から盛福寺というお寺を目指し15分ほど歩くと、京急本線とJR横須賀線が交差するポイントが見えてくる。それが今回の目的地「田浦廃村」の目印だ。ちょうど踏切を超えたエリアからが廃村になるのだが、草も伸び放題で手入れされておらず、どこか異世界への入り口のような雰囲気を漂わせている。

◆家電や衣服類はそのまま

 いざ入ってみると、細い一本道がひたすら山の頂上へと続いており、途中には錆びた自転車や台車が点在。アブやハチなどの害虫をかわしながら歩いていくと、早速「立ち入り禁止」の看板とともに朽ち果てた家屋があちらこちらに出現。

 外壁にはスプレーで数字が書かれており、どうやら建て壊しをする順番を示しているようだ。

 誰かに割られたのか、窓ガラスがない一軒の家の中を覗いてみると、電子レンジなどの家電から学生服まで、以前人が生活していたことがわかる残留物が多く残されていた。

 鳥の剥製、人形の頭なども確認することができ、静けさも相まって不気味さに拍車をかける。途中にあったアパートの前にたどり着くと、散乱した郵便物を発見。日付を見たところ「平成3年」の印刷がしてあり、人の手も入らないままここで四半世紀以上歳月が経ってしまっていることがわかる。

◆約30年手付かずの状態の理由は

 一体なぜこのような有様になってしまったのだろうか。横須賀市田浦の行政センターに問い合わせてみたところ「この辺りを開発しようとした業者が、何かしらのトラブルで断念せざるを得なくなり、そこから現在まで2~30年ほど放置されている。行政も手をつけられない状態」との回答を得た。

 より詳しい事情を知ろうと、近くの田浦地区の住民(40代・女性)に話を聞いたところ「30年ほど前かな、丸紅が住宅開発しようとして、山に住む住民に半ば強制的に退去を命じたんです。だけど、この一帯はところどころにある柱の『波マーク』を見てわかるように、海軍の土地であるのと、道路の下には丹沢の山の方からつなげている水道管が4本走っています。それを避けて工事をしていくのには予想以上に費用がかさむようで、業者と揉めてしまったとか。そのまま計画自体が頓挫したようです。」と答えてくれた。

 海が近く、風光明媚な景色が広がっている場所なので、興味のある方は横須賀観光も兼ねて訪れてみるのも良いだろう。だが、いくら空き家とは言え、勝手に住居に入ってしまうと刑法に抵触してしまうので、マナーを守って見に行って欲しい。 <取材・文/日刊SPA!編集部>


東京駅から電車で60分、「都心からもっとも近い廃村」はこうして生まれた



なんて勿体ない・・・ディズニーランドパート2でも作れば良いのにw

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