ブタから人へ移植容認=iPS臨床も安全基準―厚労省研究班 「換金くん清田区北野店ブログ」
厚生労働省の研究班は27日、動物の臓器や細胞を人に移植する「異種移植」で、ブタからの移植を容認する方針を厚労省審議会部会に報告し、了承された。海外の移植で感染が確認されていないことなどから、従来の指針を改定する。
異種移植は、人からの臓器や細胞の提供不足を補う手段として検討されている。海外では1型糖尿病患者へのブタの膵島細胞移植が行われており、国内にも数年以内の実施を目指すグループがある。
研究班は2001年、ブタが進化する過程で遺伝子に組み込まれたウイルスにより、人に新たな感染症が生じる恐れがあるとして、移植を事実上禁じる指針を作成。異種移植はブタが主なため、国内では行われていなかった。
新たな指針では、ウイルスの組み込みが少ないブタを選ぶことや、移植を受けた患者らの健康状態を生涯にわたって調べ、新たな感染症が生じた場合に見逃さないようにすることを求める。
27日の部会では、人工多能性幹細胞(iPS細胞)をさまざまな細胞に変えて患者に移植する臨床研究について、別の研究班がまとめた安全基準も了承した。基準が作られるのは初めてで、移植に用いる細胞にがんに関わる遺伝子変異がないかや、マウスに移植して腫瘍ができないかを調べるよう求めている。
今までの不治の病に苦しんでた人達も希望を持てるニュースですね。
ブタから人へ移植容認=iPS臨床も安全基準―厚労省研究班