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猫カフェ、猫の手借りすぎ 適正管理怠り業務停止も【換金くん札幌本店ブログ】

猫カフェで何が起きているか-。猫と触れ合いながら食ができる猫カフェで先月21日、全国初の業務停止処分が下された。都内の店舗が猫の適正な管理を怠り、不衛生な環境でという。ピーク時の半分以下に減ったが、今も全国に300店以上ある猫カフェの現状はどうなっているのか。経営者2人に聞いた。

 NPO法人「東京キャットガーディアン」の山本葉子代表(55)は、2008年12月に日本初の「保護猫カフェ」を東京・大塚でオープン。殺処分される前に保健所などから猫を引き取り、猫カフェでの展示を経て、飼育希望者に譲渡している。寄付金による運営だが、一般の商業猫カフェについても詳しい。

 山本氏 大半の商業猫カフェは、猫の管理をよくしていますが、劣悪なところもある。ブリーダー(動物の交配、育種、生産などをする人)が経営していれば、管理がしっかりしているところが多いですが、今回の処分を受けた猫カフェは、ブリーダーの経営。ブリーダーにも、いろんな人がいるということです。

 -今回の業務停止処分を受けた店について、どんな印象を持ちましたか

 山本氏 約6畳のスペースに62匹もいたらしい。ブリーダーをやっていたということは、子猫もいたでしょう。室内で病気の連鎖が起きて、呼吸がおかしくなり、ガリガリにやせ細る。猫カフェを営業していたということは、見た目にきれいな猫を展示していたと考えられます。

 -猫カフェの経営は難しいのでしょうか

 山本氏 一般の人が始めると、経済的に苦しくなる。初期投資が必要で、人気の純血種は1匹30万~40万円。猫が高齢化して、展示できなくなっても、情が移るから、高度医療をかけてしまう。医療費が猫カフェの運営を圧迫します。ブリーダーなら、猫が高齢になる前に売れますし、私たちも譲渡によって猫を回転できる。高齢の猫がたくさん残ることが怖いんです。

 -猫カフェ開店を考える人に伝えたいことは

 山本氏 客単価や原価を計算して、数字の計画をしっかりすること。従業員が自分1人だけだと、風邪もひけなくなる。長く続いている猫カフェは少ないのが実情。たくさんできて、たくさんつぶれている。定着は難しいんです。

 東京都町田市の「ねこのみせ」は、2005年に関東地方で初めてオープンした猫カフェ。オーナーの花田憲昌氏(45)は、日刊スポーツの取材に文書で回答した。

 -猫カフェの業界では、どんな問題が表面化しているのでしょうか

 花田氏 利益を上げるために、猫にコストをかけないオーナーがいる。病気になっても獣医師にみせず、医療費を抑える。注射をスタッフにやらせる。えさ代も削減する。結果として猫の疾病率や死亡率が高まる。人間を過労死させるブラック企業と同質です。猫の生活面に無関心なオーナーもいて、飼育環境が崩壊することもある。

 -行政にはどんな規制を求めますか

 花田氏 多頭飼育崩壊(動物の数が増えすぎて手が回らなくなり、経済的にも破綻すること)を防ぐ規制を議論すべきです。今回の業務停止処分も、これが原因。猫カフェでの事例は1件だけですが、一般家庭やブリーダー、愛護団体で多発しています。ただ、日本人は創意工夫が得意。保護猫カフェや里親募集型猫カフェなど、進化発展形ができている。過剰な規制は必要ないと思います。【柴田寛人】

 ◆猫カフェ初の業務停止処分 猫を適切に管理せずに数を増やし、病気をまん延させたとして、東京都は4月21日、動物愛護法に基づき、東京都墨田区の猫カフェ「ねこのて」に30日間の業務停止を命じた。昨年7月以降、近隣住民や利用者から「悪臭がする」などと苦情が寄せられ、都が立ち入り検査を実施。約6畳のスペースで一時、62匹が飼われ、7割は風邪をひいていたという。店内はふんが落ちている不衛生な状態だったが、同店は都の改善命令に従わなかった。

 ◆猫カフェ 猫との触れ合いをサービスとして提供するカフェ。利用客は店内の放し飼いの猫を眺めたり、一緒に遊んだりできる。台湾が発祥で、日本では2004年開業の大阪市の店舗が初めてとされる。癒やしブームに乗り、ピーク時は約700店舗に増えたという。時間料金制が主流。飲食スペースは、猫のいる部屋と完全に分けることが原則。夜間営業は午後10時まで認められている。

猫カフェ、猫の手借りすぎ 適正管理怠り業務停止も

生き物を扱っているところはしっかり管理してほしいですね。

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