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早めのライトなぜ浸透しない? クルマの自動ライト義務化、抱える問題【換金くん札幌本店ブログ】

“クルマのヘッドライト自動点灯機能が義務化される見込みです。薄暮時に早期点灯し事故防止を図るのが目的ですが、早期点灯の必要はないと考えているドライバーもいるようです。

オートライト、なぜ夕方の事故防止に効果的?
 一定の暗さになると、クルマのヘッドライトが自動で点灯する「オートライト」。その装備を自動車メーカー各社に対し義務付ける方針を国土交通省が固めたと、2016年4月12日付の毎日新聞が伝えました。

 個人(鈴木ケンイチ:モータージャーナリスト)的に、そうした動きには大賛成です。夕方にクルマを運転中、車線変更をしようと思ったら、すぐ後ろにヘッドライトを点けていないクルマがいてビックリした、なんて経験がある人もいるのではないでしょうか。

 実際に、夕方は交通事故の発生が多い時間帯です。ヘッドライトが自動点灯するようになれば、夕方のような周囲の明るさが中途半端な時間帯にも、これを点灯させるクルマが増えるでしょう。そしてこれにより、対向車だけでなく周囲の歩行者や自転車も「そこにクルマが存在する」ことに気付くため、交通事故の予防に役立ち、安全性が高まるはずです。

 ところが世の中には、「そんなの不要」と考える人が意外とたくさんいます。

なぜ「薄暮時の点灯」が不要と思うのか ドライバーの声
 以前、薄暮時のヘッドライト早期点灯を推奨すべく日産自動車が実施している交通安全活動「おもいやりライト運動」の取材を通じ、人々がヘッドライトに対してどのような意識を持っているのか、触れる機会がありました。そこで、夕方に“あえて”ヘッドライトを点灯させない人は、次のように考えていることを知りました。

「ヘッドライトを点けると燃費が悪くなる」
「ヘッドライトを点けると、まぶしくて対向車に迷惑をかける」
「自分は目が良いので、少々暗くても困らない。なんのためにヘッドライトを早めに点ける必要があるのかわからない」

 夕方、ヘッドライトを早めに点灯すると周囲に自車の存在をアピールできる、すなわち“交通事故防止につながる”という一番重要なことが理解されていなかったのです。

 JAF(日本自動車連盟)が2014年8月、「18歳以上の自家用自動車ユーザー」を対象に実施したアンケート(有効回答者数2444人)でも、薄暮時から夜間にかけての交通事故対策に「早めのライト点灯」が推奨されていることを知っており、かつ実践している人の割合はおよそ半分、55.8%に留まりました。なお「知らなかったが実践している」は24.9%、「知っているが実践していない」は12.9%、「知らないし実践もしていない」は6.4%です。

 もちろん、実際にヘッドライトを点灯させると電力を消費するので、厳密にいえば燃費は悪化します。しかし、日中と夜間で燃費の違いに気付く人はいませんよね。その差は、数字に表れるようなものではありません。また、照明器具メーカーは消費電力の少ないライトの開発に力を入れており、最新のLEDヘッドライトであれば消費電力は本当にささいなものです。

 また、「対向車がまぶしい」のはクルマの調整不良、もしくは故障が理由と考えられます。いまはヘッドライトに光軸の調整機能がついていますから、まぶしいのはそこがおかしい可能性が高いでしょう。自分のクルマに問題がなければ、早期点灯で対向車に迷惑をかけることはありません。

不安もある「オートライト義務化」
 一方で、私はオートライトの義務化に若干の不安も感じています。義務化は「つけ忘れ」防止には効果がありますが、「なんのためにヘッドライトの早期点灯が必要なのか」という部分について、理解されない危惧があるためです。

 義務化されても、これまでの古いクルマにはそうした機能がありません。前述のJAFが2014年8月に行ったアンケートによれば、オートライト機能が搭載されていないクルマは全体の62.8%。つまり当分のあいだ、自動で点灯しないクルマが大半を占めます。

 理想は、そうしたクルマに乗る人たちも「意味」を理解して、みんながヘッドライトを早期点灯するようになることです。そのためには義務化と並行し、早期点灯の必要性を啓蒙していく必要があるのではないでしょうか。”


早めのライトなぜ浸透しない? クルマの自動ライト義務化、抱える問題



安全性を考えたらそのほうがいいですよね

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