死刑囚が20年前の男性殺害告白 刑の執行先延ばしにする“作戦”か【換金くん札幌本店ブログ】
警視庁と神奈川県警は19日、前橋市のスナック拳銃乱射事件で刑が確定した住吉会系元会長、矢野治死刑囚(67)が警視庁への手紙で殺害を告白した男性を神奈川県伊勢原市の山中で捜索し、同日午後、林道沿いの斜面の地中からほぼ白骨化した遺体を発見した。
男性は約20年前に行方不明になった同市の不動産経営、津川静夫さん(60=当時)。警視庁は、遺体は津川さんとみて身元や死因の特定を急ぎ、殺人容疑で矢野死刑囚を立件できるか慎重に捜査する。死体遺棄容疑は時効が成立している。
捜査関係者によると、矢野死刑囚の指示で津川さんの遺体を遺棄したとする元組員が、警視庁の任意聴取に「伊勢原市の山中に埋めた」と遺棄を認め、場所も説明したという。捜索に立ち会わせたとみられる。
矢野死刑囚は昨年、津川さんを殺害し、遺棄を元組員に指示したことを告白する手紙を警視庁に送付していた。
かつては死刑囚が「せめて骨だけでも遺族の元に返したい」として、別の殺人を告白しても、その殺人は時効になっていたり、すでに死刑が決まっているので訴追されることはなかった。
しかし、2010年に殺人罪の公訴時効が撤廃されたため、死体が出たからには殺人事件となり、警察は捜査して立件に力を注ぐことになる。
法曹関係者は「犯人もしくは未解決事件の重要参考人ということで、死刑執行は先延ばしになる。矢野死刑囚は他にも殺害を告白しているので、小出しにしていけば死刑執行されないままでいられるかもしれないという抜け穴です」と指摘する。
しかも死刑囚は刑務所ではなく、拘置所に収監されている。元服役囚は「刑務所は同じ房にイカれているヤツがいたり、日中は単純作業をずっとしなければいけないし、規則が厳しくて地獄のよう。拘置所は刑が確定していない人が入るところなので、差し入れはもらえるし、束縛も少ない」と語っている。
死刑執行は先延ばしになる。矢野死刑囚は他にも殺害を告白しているので、小出しにしていけば死刑執行されないままでいられるかもしれない→ほらやっぱりな。昨日のブログにも書いたけど、これしかないもんなぁ。