暴行中に「自撮り」、女性を殺害した2少女に終身刑 英国【換金くん札幌本店ブログ】
【AFP=時事】英国で39歳の女性を殴って致命傷を負わせた際に「セルフィー(自撮り写真)」を撮影し、さらに警察に電話をかけて家まで車で送ってほしいと頼んだ10代の少女2人が7日、15年間仮釈放なしの終身刑の判決を受けた。
少女2人は英イングランド(England)北東部ハートルプール(Hartlepool)のアンジェラ・ライトソン(Angela Wrightson)さん(当時39)の自宅で、家にあったシャベル、コーヒーテーブル、テレビなどで5時間にわたってライトソンさんを殴ってその場を立ち去った。
ライトソンさんは血痕が飛び散った居間で、100以上の傷を受けて死亡しているのが見つかった。
病理学の証拠によると「どんなに少なく見ても」70か所の切り傷と54か所の鈍器で殴られた傷があり、身を守ろうとして両手、両手首、両腕に負った傷があったことが分かった。
裁判では、問題のある生育環境で育ち事件当時13歳と14歳だった2人がライトソンさん宅を頻繁に訪れ、ライトトンさんから酒やたばこを買ってもらっていたことが明らかになった。
事件当日、現場の家に入った2人はライトソンさんを拘束して暴行を始めた。少女の1人がソーシャルメディアサイトのスナップチャット(Snapchat)に、被害者の前でほほ笑む2人の写真を投稿した。
また、1人がフェイスブック(Facebook)を通して話していた友人は「続けて。頭を打ち壊せ。ぶん殴れ」と言う声を聞いている。
■過去20年で400人近くの未成年が殺人で有罪に
午前2時ごろ、2人は車で家に送ってもらいたいと警察に電話した。2人は警察の車の中からスナップチャットにさらに写真を投稿。「私は…後ろの席、また警察の車に乗ってるの」というメッセージを添えた。
現在いずれも15歳の少女2人に刑を言い渡したヘンリー・グローブ(Henry Globe)判事は2人の犯罪を「理由のない退廃」を伴う「卑劣な攻撃」と述べた。年齢が若いため2人の氏名は公表されない。
英国では過去20年に400人近くの18歳未満の未成年者が殺人で有罪となったと報じられている。
今回の事件は、1993年にリバプール(Liverpool)のショッピングセンターでジェームズ・バルガー(James Bulger)ちゃん(当時2)が少年2人(いずれも当時10)に連れ出され、暴行を受けて殺害された事件を思い起こさせる。
この事件を起こしたジョン・ベナブルズ(Jon Venables)元受刑者とロバート・トンプソン(Robert Thompson)元受刑者は収監期間の下限に当たる8年間収監されたのち2001年に仮釈放され、改名などされた上で新しい生活を始めた。
【翻訳編集】AFPBB News
最近の日本もたいがい頭のおかしい若い奴の事件が連発してるけど、やっぱりどこの国にも一定数はいるんだなぁ…