広島中3両親「万引聞いたことない」 伝えぬまま自殺か【換金くん琴似店ブログ】
広島県府中町立中3年の男子生徒=当時(15)=が昨年12月、誤った万引記録に基づく進路指導を受けた後に自殺した問題で、三者面談で万引を担任教諭から伝えられた両親が、生徒が亡くなった後、「(三者面談まで)万引は聞いたことがなかった」と学校側に説明していたことが11日、分かった。担任教諭は誤った万引記録を基に、両親と進路について話すよう促したが、生徒は打ち明けられないまま、自殺したとみられる。
坂元弘校長が同日、記者団の取材に応じ、同校の調査報告書には載っていない話として明らかにした。坂元校長は「報告書は遺族に渡すために作ったもので、遺族との話は書く必要はないと判断した」と述べた。
報告書によると、担任は昨年11月の生徒との面談で、生徒が「万引のことは家の人に言わないで」と話したため、万引の事実を確信。具体的に確かめないまま12月4、7日の面談で、万引で専願受験ができないことを保護者に話すよう指導した。少年は「親が忙しく、話ができなかった」などと答えていたとされる。
三者面談は12月8日、生徒が現れなかったため、担任と両親で実施。担任は両親に「平成25年10月6日の万引で専願はできない」と説明。母親は「10月は祭りが多いので気がゆるむ」、父親は「万引をする子はずっとする」などと発言したという。しかし、「(三者面談まで)万引は聞いたことがなかった。先生が言うので事実なのかと思った」とも話した。三者面談から帰宅した父親が、生徒が自殺しているのを発見した。
また、万引記録は誤り指摘後も6回、生徒指導の会議資料に使われた一方、同校は同時期、実際に万引に関わった生徒名を記載した報告書を町教委に提出していたことも判明した。
万引きで自殺? 両親も心がおれそうですね・・・。
広島中3両親「万引聞いたことない」 伝えぬまま自殺か