【卓球】愛、悔し泣きから一夜うれし泣き!独にリベンジ2大会連続メダル【換金くん札幌本店ブログ】
◆卓球 世界選手権団体戦第5日 ▽女子決勝トーナメント・準々決勝 日本3―0ドイツ(3日、マレーシア・クアラルンプール、マラワティ体育館)
【クアラルンプール(マレーシア)3日=遠藤洋之】女子の決勝トーナメント準々決勝でB組1位の日本は同3位のドイツに3―0で勝利。2大会連続のメダルを確定させた。日本は1番手で登場した伊藤美誠(15)=スターツ=が快勝し、石川佳純(23)=全農=、福原愛(27)=ANA=が2日の1次リーグで敗れた相手を圧倒した。日本時間4日午後8時30分からの準決勝ではシンガポールと北朝鮮の勝者と、2大会連続の決勝をかけて争う。渾身(こんしん)のスマッシュが決まると、福原はその場にしゃがみ込みうれし泣き。2日の1次リーグ最終戦で敗れ、悔し泣きしたジルバーアイゼンに3―1の快勝でリベンジ。2大会連続のメダル獲得を決める勝利が決まり「勝った。良かった。そう思ったらホッとして力が抜けました」。沸き立つベンチの仲間と一緒に歓喜のハイタッチで勝利を分かち合った。
2日の2連敗で、チームも04年大会のイタリア戦以来、12年ぶりに1次リーグで黒星となり「私のせい」と福原は責任を背負った。直後の組み合わせ抽選でドイツとの再戦の可能性があると聞くと「正直、嫌な気持ちがあった」という。村上恭和監督(58)にも「私は出るんでしょうか?」と不安を口にした。
だが、その気持ちをプラスに変えられたのは、多くの仲間の支えがあったから。出場していない若宮三紗子(日本生命)はもちろん、かつて代表として戦ってきた平野早矢香(ミキハウス)、藤井寛子さんらからも励ましのメッセージが送られた。さらに今大会初代表の17歳、浜本由惟(エリートアカデミー)からは「私はこのチームで戦えてうれしいです。きょうは負けてしまいましたが、福原さんの試合は感動しました」と無料通話アプリのLINEでハグするイラストなど励ましが届いた。「後輩に心配をかけているようじゃ駄目」と主将は奮起した。
08年広州大会準決勝(シンガポール戦)以来となる、エースではない3番手にも「折り返しにもなるし、決めなければいけない大事な仕事」と自らの役割を理解。スタッフも3番手はジルバーアイゼンが出場することを踏まえて分析。相手の弱点をつく作戦も講じられ、いきなりの4連続得点。村上監督が「調子のいい順番で」起用した伊藤、石川がつくった流れにしっかりと乗ることができ、過去3勝5敗の相手に勝ちきることができた。
チームでつかみとったリベンジも、ここは通過点。「苦しい試合をみんなで乗り越えられた。次がどんな相手でもできる自信になった」と福原。2大会連続の決勝進出へ、チーム愛の結束はまた強くなった。
3月2日に負けたのに、よく勝ったと思います! 日本が本気だせば余裕ですね!
【卓球】愛、悔し泣きから一夜うれし泣き!独にリベンジ2大会連続メダル