ボルトや!虎・藤浪、50メートル5秒79 日本記録に0秒04肉薄【換金くん清田区北野店ブログ】
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阪神春季キャンプ(22日、沖縄・宜野座)金メダルボディーや! 阪神・藤浪晋太郎投手(21)が、投手陣で行った50メートル走で驚異の「5秒79」を叩き出した。伊藤敦規トレーニングコーチ(52)が「ボルト!」と絶叫し、香田勲男投手コーチ(50)も「オリンピックというか…この世界に入っていなかったらどうなったのか」。着々と肉体改造を進める黄金右腕が、開幕へ加速する。南国に稲妻が走った。蹴った地面をグングンと置き去りにする。藤浪が静寂のサブグラウンドを切り裂いた。野球選手の枠を飛び越える、例えようもない走り。計測した伊藤トレーニングコーチも、思わず叫んだ。
「5秒79、ボルト!」
人類史上最速の男、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)を引き合いに出すほどの走りとタイム。50メートル走の日本記録5秒75(朝原宣治)にも肉薄だ。コーチ陣は50メートルの距離を確認。4本計測したが、いずれも5秒80前後に落ち着いた。同コーチは「とんでもない(数字)。ウエートで鍛えて体幹もしっかりしている。体が全然ぶれなかった」と舌を巻いた。
ボルト藤浪は涼しい顔で「1歩踏み出してから(計測が)スタートなので。そのぐらい出るかなと思いました」と胸を張った。動き始めてからの手動計測とはいえ、それでもすごい。足元はスパイクではなくトレーニングシューズだった。オフに92キロから96キロへ、筋肉で増量した肉体改造の効果についても「少なからずあると思う。下半身だけじゃなく、腕を振ることで加速できると思っているので」と分析した。
香田コーチは「オリンピックというか…、(藤浪が)この世界に入っていなかったらどうなったんだろう」とも。守備での瞬発力はもちろん、9人目の野手として出塁した際には武器にもなる。
前日21日の打撃練習では、140メートル弾も披露。今キャンプ序盤には、改造中のクイック投法でも驚異の1秒01というタイムを叩き出し、片山ブルペン捕手を「カール・ルイスでも走れないよ!」と絶叫させた。鍛え、磨き上げられた肉体で、異次元に手をかける。
本業では、キャンプではプロ入り後最多の93球。20日の楽天戦(宜野座)では3回5安打6失点(自責2)と乱れたが、この日はブルペンで状況も設定し、打者を想定しながら投げ、また調整の段階を上げた。
「そろそろそういう投球をしておきたかった。いい悪いは自分の中でハッキリしているので。再現性を高めていきます」
驚異のボディーで突っ走る。表彰台のてっぺんではなく、12球団の頂点を目指して。
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ボルトや!虎・藤浪、50メートル5秒79 日本記録に0秒04肉薄
脅威的なタイムですね!