【ジャンプ】沙羅、3連勝!イラシュコ新記録でも2位【換金くん琴似店ブログ】
3連勝すごいです!
◆ノルディックスキー・ジャンプ女子W杯最終日(17日、札幌・宮の森ジャンプ競技場=HS100メートル、K点90メートル)
個人第5戦が行われ、高梨沙羅(19)=クラレ=が合計257・8点で3連勝し、今季4勝目(通算34勝目)を挙げた。1回目に97メートルを飛び、2回目も94メートルと安定したK点越えを2本そろえた。札幌開催のW杯は14年以降6連勝。個人第6、7戦を行う蔵王大会(22~23日)へ大きな弾みをつけた。1回目に、W杯でのジャンプ台記録を更新する99・5メートルを飛んだダニエラ・イラシュコ(オーストリア)が2位。
勢いが違った。高梨は1回目、他選手より2段(1メートル)低い13番ゲートから97メートルの大ジャンプ。2回目も不利な追い風の中、94メートルを飛んだ。「踏み切るタイミングが2本とも遅れたけど、空中でリカバリーできた。納得いかない中で、風をつかんでK点過ぎまで持ってこれた」とミスが出た中での3連勝に及第点を与えた。
札幌でのW杯は14年以降、無傷の6連勝。1回目に女子W杯ジャンプ台新記録の99・5メートルを飛びながら16・4点差の2位に甘んじたイラシュコも「(高梨は)コンスタントに強い。アンドロイド(人型ロボット)なんじゃないかと思う」と笑うしかなかった。
今季W杯4勝目で通算34勝とし、男女を合わせた歴代勝利数もバイスフロク(ドイツ)をかわして単独5位に浮上。次戦の蔵王大会へ、19歳は「今はいい流れ。安定した結果を出し続けたい」と頂点だけを追求する。