靖国神社で爆発音 戦没者遺族ら「神聖な場所で認められない行為」【換金くん琴似店ブログ】
誰がこんな事を。。。
収穫した農作物を神に奉納し感謝する新嘗祭は、豊作を祈って2月に行われる祈年祭とともに、神社にとって重要な祭りと位置付けられている。国難に殉じた人々をまつる靖国神社で祝いの日に起きた事件に、戦没者遺族や関係者らは憤りの声を上げた。
先の大戦の戦没者遺族らでつくる全国組織「日本遺族会」の市来健之助副会長は「英霊らが鎮まる靖国神社は本来、政治的な議論から離れ、神聖で不戦を祈る場所。そのような場所に不審物を仕掛けたことは、誰がどのような理由で行ったとしても認められず、憤懣(ふんまん)やるかたない」と憤った。
全国約8万の神社を包括する神社本庁の担当者も「詳細な事実関係はまだ不明だが、暴力で主張を通そうということであれば許されない。新嘗祭の日にこんな事件が起きたことは大変遺憾だ」と話した。
国学院大学の大原康男名誉教授=現代神道論=は「仮に首相の参拝などを牽制(けんせい)しようとする政治的行為だったとすれば、むしろ首相は堂々と参拝し、脅迫的な行為は意味がないと知らしめるべきだ。それが政治的な喧噪(けんそう)から靖国神社を守ることにもつながる」と語った。