キングオブコント優勝も笑えず…結成4年目コロチキの1年後【換金くん琴似店ブログ】
20日、「東京グランド花月」開催発表会見に登場した「コロコロチキチキペッパーズ」。今月11日に「キングオブコント2015」でコンビ結成4年目という史上最速のスピードで王者に輝いた。現在はオファーが殺到中で、テレビやラジオの仕事は月2~3本から20~30本と約10倍に急増。スケジュールは11月いっぱいまで埋まっているという。
これにナダル(30)は「バイトも余裕で辞められます。今までは水筒でやりくりしていたけど、今はペットボトルを1日2~3本いける」と笑顔。相方の西野創人(24)から「ナダルさんがコンビニ行くときも、かたくなにマスクするようになりました」と暴露されても「ええがな」と自慢の美声でかわしていた。
「キングオブコント」優勝がきっかけでブレークした芸人が多忙になることは毎年恒例の“風物詩”。しかし近年、この「ご祝儀」は1年と持たず、前回の王者「シソンヌ」は今やレギュラー番組ゼロ。前々回の王者「かもめんたる」は今月末に始まる新番組でようやくレギュラーを1本獲得した。ここまで苦戦する原因について芸能リポーターの川内天子氏はこういう。
「今のお笑い界は飽和状態。ネタ見せ番組が減っている今、面白くても売れない人がどんどん増えている。“面白い”と“話題”はまったくの別物です。ヘタで粗削りでも、インパクトが強かったりイケメンだったりすれば売れてしまう時代。今はまっとうなお笑いブームの波が去った時代だけに、『面白い』と判定する人が“専門家”では、一般の人の感覚と温度差が生じてしまう。審査方法の変更は今の社会にマッチしているかどうかは疑問です。プロのお墨付きと人気は違います」
「審査方法の変更」とは、初回から第7回までは準決勝出場者100人(7回のみ101人)が点数を付けていたものが、今回は「ダウンタウン」松本人志(52)、「バナナマン」、「さまぁ~ず」という“笑いの専門家”5人による採点システムに大きく変更したことだ。
TBSが「M―1グランプリ」に対抗すべく松本に「キングオブコント」の企画を持ち込んだ際、「審査員には絶対にならない」という条件を局側が受け入れて番組が始まったという経緯があったにもかかわらず、リニューアルに伴い審査員席に座った松本。「100%正解の審査方法なんてものはない。そんなものがあればお笑いに限らず審査は苦労しない」とも述べていたが、今回の審査方法変更がどう影響するか。「コロチキ」の1年後を見れば、おのずと分かるはずだ。
もうゆうてる間消えるやろ
キングオブコント優勝も笑えず…結成4年目コロチキの1年後