マエケン、ついにメジャー移籍も…Dバックスなど複数球団争奪戦か【換金くん札幌本店ブログ】
(セ・リーグ、広島0-3中日、最終戦、中日15勝9敗1分、7日、マツダ)今オフ、ポスティングシステム(入札制度)で米大リーグ移籍を希望している広島・前田健太投手(27)について、球団が容認する可能性があることが7日、わかった。今季は15勝をあげ、5年ぶりに最多勝を獲得。チームは同日のシーズン最終戦・中日戦(マツダ)に敗れて4位となり、クライマックスシリーズ(CS)進出を逃したが、メジャー挑戦を表明していた右腕が、海を渡る可能性が出てきた。
スタンドにサインボールを投げ込みながら、前田は何度も帽子を取り、拍手を送るファンに丁寧に頭を下げた。勝てば3年連続CS進出が決まる大一番で、7回無失点も敗戦。中4日で125球の熱投も報われず、今季が幕を閉じた。
その前田が、今季限りで広島のユニホームを脱ぐ可能性が浮上した。今季は15勝で5年ぶり2度目の最多勝を獲得。4位に終わったがチームをけん引し、球団が考える「ファンの後押し」という形も整いそうだ。
「このチーム状況で15勝はたいしたもの」
球団関係者は、エースの活躍を高く評価する。29試合で15勝8敗、防御率2・09。2013年オフに初めてメジャー志望を明言し、ポスティングシステムでの移籍を願ってきた。しかし、14年は無冠に終わり、松田オーナーが「ファンの後押しがある形で挑戦してほしい」と見送る方針を示した。本人もそれを受け入れ、「来年(15年オフ)、行ければ」と、移籍時期を修正していた。
チームは4位に終わったものの、昨年は苦戦した後半戦で7勝3敗。CS争いの中心に立ち、タイトルも獲得した。機は熟したといえる。
そんな右腕に、メジャーも熱視線を注ぐ。8月15日のDeNA戦(マツダ)をダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソン球団社長付補佐(51)が視察し、「真っすぐ、カーブ、スライダー、どの球種でもストライクがとれる。組み立てがうまい」と評価。同27日の阪神戦(同)には今季最多となるドジャース、ロイヤルズ、ダイヤモンドバックス、ジャイアンツ、ブレーブス、レッドソックスの6球団がチェックに訪れた。いざ移籍となれば、複数球団による争奪戦となることが予想される。
試合後、前田は「大きな方向性は変わっていないか」と問われ、「そうですね」と答えた。「とりあえず休みます。体をリセットします。(来季に向けて)家族、球団と話をして、しっかり決めていきたい」と話した。
早ければ今月中にも球団と話し合いの場を持つ。背番号「18」が海を渡る可能性は、高まっている。
メジャー移籍すごいですね!!
マエケン、ついにメジャー移籍も…Dバックスなど複数球団争奪戦か