世界一捕手が「大谷がメジャーに来れば脅威だね」【換金くん札幌本店ブログ】
【オハイオ州シンシナティ発】世界一捕手が“日本の二刀流男”に強い興味を示した。米メジャーリーグ機構(MLB)・オールスターゲームの前日会見が13日(日本時間14日)行われ、両リーグの先発メンバーが発表された。そのナ・リーグのスタメンマスクをかぶるジャイアンツのバスター・ポージー捕手(28)が注目発言。日本人メジャーリーガー、そして日本ハム・大谷翔平投手(21)について独自の見解を語ったのだ。
「オールスターゲームは何度出ても身震いする。今年も尊敬する他のチームの選手と一緒にプレーできるチャンスに恵まれ、本当に光栄だ。うれしいね」。スーパースターが顔を揃えた前日会見で多くのメディアに囲まれたジ軍のポージーは、今年で3年連続の出場となる球宴についてコメントした。
今やメジャーの「顔」とも言うべき存在で、昨季は攻守両面で活躍してチームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献。今季も強力投手陣をリードし、打撃でも前半戦を終わって打率3割1分4厘、14本塁打、58打点と好成績を残している。
そんなポージーがメディアの中に本紙記者の姿を見つけると、「あなたは日本人記者か? 今日、ここにノリ…、青木は残念だけどいないよ」と“逆取材”。球宴ファン投票で惜しくも落選したチームメート・青木宣親外野手の名を挙げ、自ら話しかけてきたのだ。これは渡りに船――。球宴とは関係のない質問をあえてぶつけてみた。
まずは「捕手の目線から見て日本の投手をどう思うか?」と聞いてみると「いい投手が多いね。ユウ・ダルビッシュ(レンジャーズ)、田中(ヤンキース)、岩隈(マリナーズ)。代表的な3人の先発投手はみんなグレートだよ。上原、田沢(いずれもレッドソックス)の2人のリリーバーは、そうだね、彼らも宝物に匹敵するレベルじゃないか」。
そして、さらに「日本球界から近い将来、メジャーリーグに行きそうな投手に興味はあるか?」と振ってみた。メジャー挑戦の意向を持っている広島・前田健太投手(27)については「う~ん、知らないな」。だが、ポージーはこう続けた。
「ただ背の高い、パワーピッチャーは知っているよ。え~と、名前は…そう、大谷だ! テレビの特集で見たことがある。彼の球速は確か100マイル(約161キロ)を超えるんだろう? すごい投手だと聞いているよ」
日本ハム・大谷にメジャー各球団の関係者たちが強い興味を示していることもポージーは知っており「もし彼がメジャーリーグに来るなら脅威だね。できれば敵にならず、味方になってもらいたい」とも語った。
大谷は世界一捕手にも大きなインパクトを与える存在になっているようだ。
大谷がメジャーにいくのは良いと思いますが、メジャーはそんなに甘くないと思います。
世界一捕手が「大谷がメジャーに来れば脅威だね」