史上最年少ドライバーに論争勃発!フェルスタッペンは本当に危険か? 「換金くん 清田区北野店ブログ」
カナダGPは波乱が起きることで有名だが、今年は一度もセーフティーカーが出動せずに平穏のうちに幕を閉じた。
しかし、週末のジル・ビルヌーブ・サーキットのコース外では、ある事故を巡って熱い舌戦が繰り広げられていた。
それは、前戦モナコGPで発生したトロ・ロッソのマックス・フェルスタッペンの事故についてである。
事故はモナコGP終盤、10番手を走行していたロータスのロマン・グロージャンに、オーバーテイクしようとしたフェルスタッペンが追突する形で起きた。
レース後、審議委員会は追突したフェルスタッペンに「次戦5番手降格」のペナルティを科す裁定を行ない、決着したかに見えた。
グロージャンがフェルスタッペンを非難。
しかし、この審議委員会に2人のドライバーが呼び出しを受けた際、両者の間でちょっとした事件が起きていた。追突されて10位入賞を奪われたグロージャンは、フェルスタッペンから謝罪を受けると思っていた。しかし、フェルスタッペンは謝罪するどころか、事故はグロージャンのほうに非があると言い出したのである。
そのため、2週間後のカナダGPで報道陣がグロージャンを囲み、モナコの一件が再燃することになった。
「モナコのレース後、レース審議委員が部屋へ行ったとき、僕は彼とそこでレース後、初めて会った。そのとき、ごめんなさいと言ってくれると思っていたら『ブレーキテストされた』と僕を非難してきた。ビックリしたよ」
カナダGPが開幕する前日に報道陣に尋ねられたグロージャンは、そう言って史上最年少F1ドライバーであるフェルスタッペンの事故後の態度を非難した。
ドライバーからの批判は続いたが、周囲は案外冷静。
フェルスタッペンをめぐる口論はまだ続いた。同じ日にFIAが主催する合同記者会見で、フェリペ・マッサがフェルスタッペンを批判したのだ。それに対して、フェルスタッペンが「僕は自分のドライビングスタイルを変えるつもりはない。他人を批判する前に、自分の過去の事故を見直したほうがいい」とやり返した。
元F1ドライバーで、現在イギリスのテレビ解説を務めているジョニー・ハーバートは、若手ドライバーへ対するベテランドライバーのプレッシャーは一種のマインドゲームであって、真っ正直に受け止める必要はないと主張する。
「シューマッハだって、デビューした当初はよくアイルトンに説教されていたけど、全然聞く耳を持たなかった。それでも、チャンピオンになった。むしろ、だからチャンピオンになったというべきだろう。レースだから事故が起きるのは仕方がないし、事故を起こしたドライバーがぶつけた相手に謝罪する必要もない。レースとはそういうものだ。
何も、事故を起こしていいと言っているのではない。事故から学ぶことは大切だが、それは自分自身の問題であって、他人の指摘ですることじゃない。その証拠に今回フェルスタッペンを非難しているグロージャンとマッサだって、過去に何度も事故を起こしてきたけど、相手に謝罪なんてほとんどしていないじゃないか」
故意にやったのなら認めて謝罪した方がいいと思うけど、事故の度に謝罪を要求してるのもなんか違和感を感じる。若手へのプレッシャーはマインドゲームか。出る杭は打たれるはどの国でも同じだな。
史上最年少ドライバーに論争勃発!フェルスタッペンは本当に危険か?