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C型肝炎に”特効薬”、沸き上がる期待と不安 「換金くん 清田区北野店ブログ」

1日1錠6万1799円――。高額だが効果が高いC型肝炎の特効薬「ソバルディ」が、5月25日に日本で発売された。

【グラフ】新薬はどの程度の患者に効くのか

 これに先立つ5月18日には、厚生労働省が肝炎治療戦略会議を開き、ソバルディによる治療を医療費助成の対象とする方針を決めた。患者は月額最大2万円の自己負担で治療を受けられるようになる。

■ 従来の治療法は難点が多かった

 C型肝炎ウイルスに感染すると、自覚症状がないまま、約20年で3~4割が肝硬変に至る。さらに進行すると、がんの中でも、特に死亡率が高い肝臓がんを発症する。肝臓がんの9割を占める肝細胞がんは、7割がC型肝炎を原因とするものだ。

 国内のウイルス感染者は150万~200万人とされる。20年以上にわたり、主な治療法は患者の免疫力を高める作用を持つ、インターフェロンの注射だった。ただ、この治療法は鬱や発熱、脱毛など副作用がきつく、負担に耐えられない高齢者が多い難点がある。治療期間も半年から1年と長期にわたる。

 一方のソバルディは大きな副作用がなく、治療期間も12週間と短い。対象はウイルスの遺伝子型が2a型、2b型のC型肝炎で、感染者の3割が該当する。国内の臨床試験では患者の96%が治癒するという高い効果を示した。

 実は、ソバルディは序の口にすぎない。同薬を開発した米国の製薬会社ギリアド・サイエンシズは、今秋にも1b型のC型肝炎を対象とする経口薬「ハーボニ」を日本で発売する。

 1b型は国内のC型肝炎患者の7割を占める。インターフェロンによる治癒率は5割に満たないが、ハーボニは国内の臨床試験で100%という治癒率をたたき出した。「C型肝炎は“治る”が前提になる」(山梨県立病院機構の小俣政男理事長)。

 ギリアドはこの二つの薬を欧米などで2013年末から順次発売。成長は爆発的で、ソバルディとハーボニを合わせた売上高は、初年度から124億ドル(約1兆4900億円)に達した。抗インフルエンザ薬「タミフル」でも知られるギリアドは、1年にして世界20位(13年)から同10位の製薬会社へ飛躍した。

■ 高い薬価が財政を圧迫

 治癒率の高い2つの薬が国内で手に入るようになるのはC型肝炎患者にとってこの上ない朗報。だがその反面で、別の悩みが頭をもたげ始めている。医療財政への負担だ。

 1日1錠6万円超のソバルディを12週間服用すれば、治癒までに要する薬剤費は併用薬を含めて約546万円。インターフェロンを使った治療の薬剤費は約223万円なので、倍以上に相当する。

 国内45万~60万人の2型のC型肝炎患者のうち、仮に半数程度が治療を受けるとすると、薬剤費は約1.5兆円。18日の決定により、このうちの大半が、国民の払う保険料と国や自治体からの助成金で賄われることになる。ハーボニの場合は、母数がその倍以上に膨らむ。すでに40兆円近くに達している国の医療費は、さらに膨張する。

 むろん、特効薬でC型肝炎を“撲滅”できれば、中長期では肝臓がんなどにかかる医療費を節減することになるかもしれない。損して得を取れるか。医療行政の長期的な視座が問われている。

治療期間が12週間でも薬代だけで5191116円 ひぇ~ 私はジェネリック 私は東和薬品。
C型肝炎に”特効薬”、沸き上がる期待と不安

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