あぁ投壊リレー…岩貞、桑原、榎田、異例の3人同時2軍落ち【換金くん札幌本店ブログ】
これなら2軍落ちでしょうね!
(セ・リーグ、DeNA8-6阪神、8回戦、DeNA6勝2敗、24日、横浜)リードはあっという間に消えた。投手陣が次々とマウンドで青ざめた。5回までに7失点で、期待を裏切った3人全員、2軍行きが決定。中西投手コーチは、バッサリと切り捨てた。
「(岩貞は)ストライクを取るのにも四苦八苦やからな。勝負にならん。2番手(桑原)も一緒やけど」
今季初先発の岩貞は初回に3点をもらいながら、まったく余裕がなかった。三回に四球から崩れて2-3と1点差に迫られると、さらに四球で一死一、三塁。5安打4四球で早々に降板した。
抑えの呉昇桓は23日からの体調不良(発熱)で不在。リリーフ陣が苦しい中、序盤の先発のKOにベンチは苦渋の決断を迫られた。2番手に桑原を送ったが、結果は最悪…。井手に同点の右中間二塁打。暴投で勝ち越しを許した上に、嶺井にも適時打。3-5と、一気にひっくり返された。
「大事なところで投げさせてもらったのに、逆転されてしまって…」
19日の巨人戦(甲子園)でも打ち込まれた右腕に、荷が重かったといわれても仕方がない。
「同点、1点ビハインドくらいは仕方がないつもりで(桑原を)出している。(でも)想定外というか、それよりいってしまった」と和田監督。苦心の策は結果、大失敗に終わってしまった。
この2試合は福原がストッパー役で、セットアッパーは松田。全投手の立場が“繰り上がり”の状況で、切れるカードが桑原しかなかったのは辛い。中西コーチは右腕の次のチャンスを「無理、無理」と言い放った。
さらに五回から3番手で起用した榎田も、2回4安打2失点で、「安全に安全に考えて、腕が振れなかった」と猛省。岩貞を含め、3人同時に登録抹消が決まった。
山口投手コーチは「課題はずっと一緒。ビハインドでいく投手」と顔をしかめた。桑原が四回の打席に立った際には虎党からブーイングも起きたが、悲しいかな、それが虎の現状の戦力だ。今季は勝ちパターン以外の中継ぎ陣が定着できない。1つでも勝ちを拾うために整備は急務だ。