車掌が乗務中にメール、安全確認遅れ…乗客目撃

ＪＲ北海道は１８日、札幌車掌所に所属する男性車掌（３５）が普通列車に乗務中、私用携帯電話を操作してメールを送信していたと発表した。

　操作に気を取られ、駅に列車が入る際のホームの安全確認も遅れた。同社では昨年９月に運転士（懲戒解雇）が乗務中にスマートフォンを操作したことが発覚。全乗務員を対象に乗務中の私用携帯電話の使用実態を調査し、今年１月に５１人を処分・指導したばかりだった。

　発表によると、車掌は１４日午後６時２５分頃、千歳線北広島―島松間を走行中の普通列車（３両編成）の乗務員室内から家族にメール１通を送った。このため島松駅に到着する際、乗務員室の窓を開けてホームの客が転落する恐れがないかなどを目視で確認する作業を始めるのが遅れた。

　車掌が操作している様子を目撃した乗客が１６日夜に同社にメールで指摘。同社が１７日に車掌に確認したところ、事実を認めたという。

　同社は社内ルールで、乗務中は私用携帯電話の電源を切るか着信音が鳴らない状態にした上で、かばんに入れて操作しないように定めている。車掌は着信音が鳴らない状態にしていたが、「かばんを開けた際に着信に気付き、気になってメールしてしまった」などと話しているという。

　同社は車掌を処分する方針で、「意識が変わらない社員がいることを厳粛に受け止める」としている。

何も意識が変わってませんね・・・
車掌が乗務中にメール、安全確認遅れ…乗客目撃