15歳馬がＶ／ばんえい競馬

ばんえい競馬の現役最年長馬コトブキライアン（牡１５、金山）が１６日、北海道の帯広競馬場で行われた６Ｒで１着になり、自身の持つばんえい歴代最高齢勝利記録を更新した。

　誕生月から計算すると１４歳１０カ月の勝ち星。かつて中高年の星として注目を浴びたゴールデンバージ（１２年１０月引退）の持つ１４歳１カ月での記録を塗り替えた昨年９月２１日以来の勝利で、今回さらに５カ月上回った。通算では３７勝目だった。

　レースは３番人気に支持され、第２障害は大きく離れた２番手で降りたが、逃げ込みを図る歳の差７つの２着ミントレンジャー（牡８）をゴール寸前で差し切った。着差は０秒１。騎手時代「ミスターばんえい」と呼ばれた、管理する金山明彦師（６３）は「このところ体重（１０３１キロ）も増え調子は良かったけれど、まさか差し切るとは。最後まで諦めず、真面目に走るところが報われましたね。この馬には頭が下がるよ」と笑顔で話した。

　厩舎では親しみを込めて「じいじ」と呼ばれる１５歳馬。騎乗した阿部武臣騎手（４２）は「今日は特に良いレースをしてくれた。記録更新ができてうれしい」。２歳の０２年６月デビューから毎開催コンスタントに走り、この日が通算４４８戦目。全国の地方競馬とＪＲＡを含めた国内最多出走記録も更新し続けている。

若い奴に負けてらんね～って思ってたに違いない。
15歳馬がＶ／ばんえい競馬