中学校で教諭が生徒に無修正の遺体画像を見せた問題に小倉智昭氏は「線引きが難しい」
11日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)で小倉智昭氏が、無修正の遺体写真を生徒に見せる必要があるかどうかについて持論を展開した。
この日の番組では「イスラム国」と見られる過激派組織が公開した遺体画像を、栃木県さくら市の中学校教諭が、モザイクなどの処理をせず生徒に見せた問題について取り上げた。
番組VTRでは、問題が起きた市立中学校の校長のインタビューや、保護者説明会で教諭が保護者や生徒に謝罪した様子などを伝えた。
さらにスタジオでは田中良幸アナが、教科書に載っていないことを教える際の教材について、さくら市の教育委員会の会見で「スマートフォンや自宅で処理した動画や映像の持ち込みについては管理者の承認を受けることになっている」とし、今回の教諭はこのルールを守っていなかったことになると説明した。
すると小倉氏は「問題はそこではなくて、教育の場でどこまでの範囲を子どもたちに見せていいかってことじゃないですか?」と切り出した。
小倉氏は「僕が子どもの頃の教科書には原爆の被爆者の写真や、ユダヤ人虐殺の写真が載っていて、悲惨な写真からも学ぶことは多かった」「そういう写真と今回の写真とどこで線引きするかが難しい」とコメントした。
デーブ・スペクターは「テレビでもモザイクかけてるくらいだからやり過ぎだと思う」「情熱をもって時事問題を語る先生は、ありがたいものだが、せめてモザイクはかけるべきだったと思う」と語った。
希望者だけに見せればよかったんでないの?