【日本ハム】佑、栗山監督に“挑戦状”先発へ強い決意
日本ハムの斎藤佑樹投手(26)が7日、栗山監督に“挑戦状”を叩きつけた。昨年11月の秋季キャンプ中に、指揮官が中継ぎで起用する可能性を示唆。「監督の考えもあると思うので、与えられたポジションでしっかり投げたい」と前置きしながらも、「2ケタ勝てる投手を使わないことはない。そのレベルにいけるよう努力する」と先発への強いこだわりを見せた。
千葉・鎌ケ谷の2軍施設で本格始動した右腕が、今季に懸ける思いを口にした。「毎年、2ケタやらイニング数を掲げているけど、まず1年間通して回ること。2ケタは大きな目標だけど、開幕から1軍にいることが大事。(先発?)先発にはこだわっていきたい」。強い決意を表明し、先発ローテ争いに名乗りを上げた。
手応えは感じている。右肩痛から復帰した昨季は、1軍ではわずか6試合の登板にとどまり、2勝1敗、防御率4・85。それでも「(昨季の)後半、何となくいいものが見えた。それをもう一回、続けてできるか。それができさえすれば。(具体的には?)真っすぐの質。バッターの反応を見て。ファウルを取れたり、空振りとか」。つかみかけているものをマウンドで表現できれば、結果はついてくると信じている。
調整は順調だ。「去年は肩を治して最初のシーズン。意気込みすぎた」とオーバーペースに配慮しながらも、「キャンプの時には体ができあがって、実戦に臨めるように」と9日にもブルペンに入る予定だ。若い先発ローテ争いの中で、年齢的には上になるが「年は関係ない。とはいえ、まだ26歳。若手です」とさわやかに笑った背番号18。プロ5年目、誰もが納得する成績で自らの真価を証明する。(山口 泰史)
頑張って、高校の時のように輝いてほしいです。
【日本ハム】佑、栗山監督に“挑戦状”先発へ強い決意