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ずん飯尾 売れない時代経て芸能界で生き残っている理由語る

人柄と人脈ですね!

とぼけた風貌と独特の間、そしてぼそぼそした口調が芸風のお笑いコンビ・ずんの飯尾和樹(46才)。“見える透明人間”というキャッチフレーズがつくほど、地味なところが特徴だが、バラエティーでは特殊な存在感を発揮している。大好評シリーズ企画「転機」の今回は、下積み時代からブレークするまでの道のりを聞いた。

――なんだかんだとテレビで見かけない日がないぐらいの活躍ぶりですね。

飯尾:そんなことはありませんが(と大きく否定)。でも2009年ぐらいからはいい仕事の依頼が来るようになりました。それまでSuicaを2000円ぐらいチャージすれば1週間ぐらいはもっていたのが、2日でなくなったりとか。それだけ移動することが増えたんでしょうね。

――何がブレークのきっかけだったんでしょうか。

飯尾:いや、ブレークはしてないです。ブレークって言ったら、小島よしおとかスギちゃんとか、ダンディ坂野さんとかのことでしょう。彼らは一発屋って言われているかもしれませんが、それでも一発当てるってすごいことですよ。ひとつのネタだけで20年ぐらいはやっていけるでしょうから。ずんで、キングオブコントとかTHE MANZAIで決勝に残ったわけでもないですし。

――それでも仕事が次々来るってすごいです。

飯尾:まわりが偉くなってくれて、番組に呼んでくれているという感じです。同期にキャイ~ンやネプチューンがいるんですが、彼らが自分で冠番組を持つようになって、それに呼んでくれるというのも大きいです。あとは10年ぐらい前にADだった子たちがプロデューサーとかになって仕事をくれたり。ロケもつらいものが多くて、山の中で生活するとか『いきなり! 黄金伝説』(テレビ朝日系)でもごみ屋敷を片づけるとか、そんなロケばっかりやっていたんですが、そこで知り合ったスタッフとは部活の仲間みたいな絆が生まれて。彼らが10年たってプロデューサーになって、番組で使ってくれるようになったというのも大きいです。

――お人柄なんでしょうね。

飯尾:かまってもらっている感じです。10年ほど前に相方のやす(44才)とも話したんですが、本来、ものすごくブレークしているとしたら、25才ぐらいで売れていると。でも30代半ばでこの位置にいるってことは、もう大逆転なんてことはできないかもしれないから、ここはMCに甘えようと。MCからふられたことに対してだけは全力で滑ってもいいから、何か言おうと。もしも思いつかなかったら、好きな食べ物でも叫べばいいんだ、って言っていましたね。やすは“ほたて”って叫んでいましたけど(笑い)。

――大御所に飲みの席に呼び出されたら、必ず行くとか。そういうことはなかったんですか?

飯尾:ないですね。つきあいはいい方じゃないし。なんででしょうね?

――そもそもずんの結成は?

飯尾:やすは、事務所の1つ下の後輩だったんです。家賃払えなくて、俺んちで居候していて。その時、あと3人ぐらい芸人仲間がいたんですが、みんな芸人やめて別の仕事をするようなったんです。そしたらみんなびっくりするぐらい成功していて。清掃業の社長になった後輩に頼んで、一時、アルバイトで雇ってもらっていたこともあります。

――そこでもまわりに助けられたわけですか。

飯尾:今月、3万円ぐらい足りないなあって時に、マンションの清掃をやりました。後輩に“ちょっとバイトをお願いしたいんだけど”って電話したら、“もちろん、飯尾さんの後輩なら! 今、繁忙期で人手が足りてないんでぜひぜひ”と言われたんですが、“俺がお願いしたい”って答えたら、すげえ驚かれました。いい給料はもらいましたよ。

――すごい人脈ですね。

飯尾:その仕事始めた2か月後に『笑っていいとも!』(フジテレビ系)のレギュラーが決まったんです。事務所の先輩、関根勤さんの舞台に出ていたのを番組プロデューサーが見に来ていて。それがきっかけで出演することになりましたが、増刊号で視聴者から“あの人、誰ですか?”っていう質問ファックスが来て。思わず“いい質問ですね”って言っちゃいましたが。

――芸人として、ネタもいくつか持っていますよね。現実逃避シリーズとか。

飯尾:あれはやすと話しているうちに浮かんだネタです。やすがなんでも10円で買えたらなあってつぶやいたのを聞いて思いつきました。千坪の土地も10円ですからね。どちらかが言ってどちらかが笑ったことをネタにしています。45才と44才のおっさんのフィルターしか通してないんですよ。

――冠番組をやりたいという目標とかは。

飯尾:まあ、依頼が来たらもちろんやりますが、でもすごいことだと思いますよ。番組持つようになったら背負うものも違うでしょうし。前、キャイ~ンに相談事があって、話をしたら、番組を持つようになって、すごい大変だと。数字も気にしなきゃいけないし、冠番組を持つ=経営者みたいなもんですから、スポンサーのことも考えなきゃいけないと。上に行けば行くほど大変だって話をされ、とてもじゃないけど、舞台の観客120人の前で、“ぱっくりピスタチオ”がウケないなんて相談はできなくなりましたね。

【ずん 飯尾和樹】
1968年12月22日生まれ。東京都出身。2000年、相方のやすとお笑いコンビずんを結成。コンビとしての活動以外にピンでも活躍。『 びっくりぃむ』(テレビ朝日系)や『マネースクープ』(フジテレビ系)など多数のバラエティー番組に出演。また子供番組『シャキーン』(NHK Eテレ)『メレンゲの気持ち』の「家族の歳時記」(日本テレビ系)などでナレーションも担当。俳優としても活動し、来春公開予定の関根勤初監督作『騒音 THE FIVE OYAJI』にも出演する。

ずん飯尾 売れない時代経て芸能界で生き残っている理由語る

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