<死亡事故>酔って道路に寝込み犠牲 昨年の3倍 神奈川
道路上に寝込んだ歩行者が車にひかれて亡くなる事故が神奈川県内で急増している。県警によると、死者は11月末までに11人で、昨年1年間の約3倍。今年の死者は1人を除いて事故に遭う前に飲酒しており、酔って倒れていたとみられる。忘年会シーズンで飲酒の機会が増えることから、県警は歩行者、ドライバーの双方に注意を呼びかけている。
9月上旬に川崎市幸区の国道409号で、60代の男性が普通乗用車にひかれて死亡する事故があった。現場は片側2車線の見通しのよい直線道路。県警のその後の調べで、男性は酒に酔って、歩道側の車線で眠っていたことが分かったという。10月末に横浜市鶴見区の市道でトラックにひかれて亡くなった40代の男性も、飲酒して道路上に寝込んでいたとみられる。
県警交通総務課によると、道路上に寝込んだ歩行者が車にひかれた事故は11月末までに24件あった。内訳は死亡が11人、重傷が4人、軽傷が9人。少なくとも死者の10人は酒に酔って道路上で倒れていたことが分かっている。昨年は年間で死亡が4人、重傷が5人、軽傷が9人、一昨年は年間で死亡が6人、重傷が4人、軽傷が15人。今年は例年に比べると、死者が突出して多いという。
事態を重くみた県警は今月、県タクシー協会と県トラック協会に道路上で寝込んだ歩行者を保護するための協力を求めた。ドライバーが発見した場合、倒れた歩行者の後ろで停車し、ハザードランプを点灯させて110番通報することなどを確認。県タクシー協会の伊藤宏会長は「寝込み者が巻き込まれる事故は被害者、加害者ともに悲惨な当事者になってしまう。事案に遭遇したら、いち早く救護したい」と話した。
県警は歩行者に道路上で寝込まないように注意するとともに、ドライバーに「夜間に対向車がいない場合、ライトを上向きにして走行すれば、約100メートル先まで見通すことができる。路上のあらゆる危険を早期に発見してほしい」と呼びかけている。【
何で道路で寝ちゃうんでしょうかww
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