野球・ソフト復活に道=20年東京五輪で追加可能に―IOC臨時総会
【モナコ時事】国際オリンピック委員会(IOC)は8日、モナコで臨時総会を開き、開催都市が実施競技・種目の追加を提案できる改革案を承認し、2020年東京五輪で野球・ソフトボールが復活する道が開けた。
野球・ソフトボールは、20年東京五輪組織委員会が提案すれば、早ければ来年7月下旬開幕のIOC総会(クアラルンプール)で承認される可能性がある。復活すれば、08年北京五輪以来となる。同組織委は空手の追加も提案するとみられる。
IOCは40項目の改革案「五輪アジェンダ2020」を採決。柱の一つである実施競技選定の見直しは五輪憲章の改定を伴うため、出席委員3分の2以上の賛成を必要としたが、満場一致で決まった。
また、実施競技・種目の選定に柔軟性を持たせることを目指し、夏季大会で現行28競技の上限を撤廃し、選手数を約1万500人に抑えた上で、約310種目を上限とする案も承認された。
大会招致に関する改革案も満場一致で承認された。既存施設と仮設会場を最大限に活用することを促し、夏季、冬季を問わず、一部競技を国外で開催することを認めた。招致活動費の一部をIOCが負担するなどの項目も含まれた。いずれも開催都市の経費負担軽減を目指したもの。
五輪改革はバッハ会長が昨年の会長選挙で掲げた公約。理事会と総会での議論を経て、14の作業部会を設け、五輪関係機関だけでなく各界からの意見を集約した上で、40項目の改革案が作成された。
是非復活してもらいたいですね
野球・ソフト復活に道=20年東京五輪で追加可能に―IOC臨時総会