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長野で震度6弱 200年耐えた家「ミシミシ揺れた」…変わり果てた集落

道路はひび割れて波打ち、崩落した住宅の屋根が道路をふさいだ…。

 平成10年の冬季五輪会場の一つでスキーの街としても知られる長野県白馬村。普段は穏やかな時が流れる集落の様相を、地震の揺れは一変させた。建物被害は196棟。変わり果てた集落の姿に、住民らは途方に暮れた。

 山肌を雪が覆う北アルプスの麓にある白馬村の堀之内地区。集落に一歩足を踏み入れると、揺れの強さを示すかのように住宅が無残な姿をさらしていた。

 1階部分が完全に押しつぶされた住宅が点在し、道路は粉々に割れた窓ガラスや土壁の破片であふれる。アスファルトも、あちこちに亀裂が入って波打ち、マンホールが10センチ以上浮き上がっているのも確認できた。電柱は傾き、一夜明けても電気が復旧しない世帯もみられた。

 堀之内地区で暮らす柏原武幸さん(72)は就寝中に揺れが襲ってきたという。自宅は築200年。自慢の太い柱はこれまで、どんな地震にも耐えてきた。

 だから、「安心だ」と信じて疑わなかった。だが、揺れは、あっけなく柱を曲げ、自宅を傾かせた。全壊は免れて家族は無事だったものの、「ミシミシと家全体が揺れ、何もできず、うずくまっていた。今でもあのときの揺れと恐怖がよみがえる」と語る。

 地元住民によると、堀之内地区は以前から、地震が頻発する地域のため、「いつ大きな地震が来るか」と住民は日ごろから、ささやきあっていたという。

 堀之内地区で生まれ育った男性(78)も噂をしていた一人だった。

 「今まで経験したことのない揺れだった。何も、ここまで大きなものが来なくてもよいのに…」。割れたガラスや食器などが散乱し、足の踏み場もなくなった自宅を前に男性は肩を落とした。

 ■望みつないだ…「感謝」の涙 天井崩落で下敷きの妻、住民の団結で救出

 多くの家屋が揺れで全半壊した長野県白馬村の堀之内地区。地震発生から一夜明けた23日、天井部分が崩落するなど変わり果てた自宅の前で黙々と後片付けをする男性の姿があった。

 男性は、津滝(つたき)佳之さん(78)。頻繁に余震が続く中、家財道具を一心に運び出した。地震は自宅を奪い、将来への不安は尽きないが、かすかな望みをつないだという。「近隣住民のおかげです」。津滝さんはかみしめるように語った。

 揺れが襲った22日夜、津滝さんはテレビを消して就寝しようとしていた。突き上げるような衝撃を受け、とっさにこたつの中に身を隠した。「ドン」と大きな音を聞き、身の危険を感じたため避難を決意。家が崩れる中、命からがら何とか外に飛び出した。

 周囲を見回すと、家の中にいた娘や孫は確認できたが、1階で就寝中だった妻の君和(きみと)さん(73)の姿が見当たらない。名前を呼ぶと、家の中から振り絞るような声が聞こえた。「助けて…」

 崩れた天井と床の数十センチの隙間に妻の姿が見えた。停電で暗闇に包まれる中、妻の名を叫ぶ津滝さんの声を聞きつけ、近隣住民十数人が駆けつけた。住民は車のジャッキを差し込み、力を合わせて救出を試みた。

 「助けてやるからな」。津滝さんは救出されるまでの間、妻を励まし続けたという。約20分後、君和さんは布団ごと引っ張り出された。津滝さんは「家族全員が無事だったのは、唯一の救いです」。肩の打撲で済んだ君和さんも「村のみなさんに、本当に感謝しています」と涙をぬぐった。

 救出活動に時間がかかれば、余震でさらに天井部分が崩落し、命が危険にさらされる可能性もあった。196棟の建物が被害に遭う中、1人の死者も出なかったのは、どの家に何人の家族が住んでいるのかを地域住民が互いに熟知し、助け合ったからだ。

 アダムソン陽子さん(39)は夫と2~9歳の子供の5人家族。突然の揺れに、陽子さんは長女と長男に布団をかぶせ、夫は次女を抱きかかえ、揺れが収まるのを待った。家族は全員無事だったが、陽子さんは「船上で揺られているようだった」と振り返った。

 農業を営む山田寿穂さん(58)は、揺れが襲った際は入浴中だった。「はいながら浴室を出た」。一緒に暮らして無事だった高齢の母(90)は施設に預けたが、心配は尽きない。「このままずっと住み続けていけるのか…」。山田さんは表情を曇らせた。

今から16年前に中学の卒業旅行で男4人で行ったんですよ・・・白馬村。
心配です。

長野で震度6弱 200年耐えた家「ミシミシ揺れた」…変わり果てた集落

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