常勝軍団再び!西武、“再建の柱”松坂&中島のW獲りへ!!
田辺西武が常勝軍団復活へ、松坂&中島のダブル獲得に動く。西武・鈴木葉留彦球団本部長(63)は4日、2006年まで在籍したメッツの松坂大輔投手(34)、2012年まで在籍したアスレチックス傘下2Aの中島裕之内野手(32)の獲得に乗り出すことを明かした。投手と三遊間を来季への補強ポイントに挙げている田辺徳雄新監督(48)のために投打の軸を獲得して、新指揮官を後押しする。
西武球団史上ワーストの77敗を喫し、どん底まで落ちたかつての常勝軍団を復活させるには、あの2人に帰ってきてもらうしかない。今季最終戦となった3日の楽天戦(コボスタ宮城)から一夜明け、鈴木本部長は来季をにらんだ戦力補強策に言及した。
「まだメジャーでやりたいようだが、ダイスケ(松坂)はウチのOBだし、放っておくわけにはいかない」
まず真っ先に名前を挙げたのは、松坂だった。1999年にドラフト1位で西武に入団。2006年まで西武だけではなく、日本球界のエースとして君臨した。近年は度重なる故障に苦しんで結果を残せていなかったが、今季はメッツで34試合に登板し、復調の兆しを見せている。
鈴木本部長は松坂の状態について「今年はテレビでしか見ていないけれども(右肘の)故障から復帰し、球威はだいぶ戻っている」と高評価。松坂は今季、メ軍のチーム事情によって9試合しか先発できず「中継ぎは向いていない。先発をやりたい」と口にしたこともあった。
日米を問わず、来季の移籍先を選ぶ上で最優先となるのが先発の確約だが、2桁勝利を挙げた岸以外の先発投手陣が奮わなかった西武は、先発の座を明けて待っている。
日本復帰となれば、中畑監督続投の決まったDeNAなど数球団との争奪戦は必至だが「西口さんには『お互い慣れない中継ぎで大変ですね』と連絡しました」と明かすなど、今でも古巣を気にかけているのはプラス材料。「開幕当初から特に投手が弱かった。無駄な失点、大事な場面での失点が多かったので、投手の強化を最優先にやっていきたい」という田辺新監督の希望にもピッタリと当てはまるのが松坂だ。
もう1人のターゲットの中島に関しても鈴木本部長は「彼もウチのOBだし、放っておくわけにはいかない。オークランド(アスレチックス)の選手だから、リリース(FAに)されてからでないと」と慎重に言葉を選んだが、前向きな姿勢をあらためて示した。
松坂の背番号「18」は涌井に継承されたものの、ロッテにFA移籍したため、現在は空いている。中島の背番号「3」も、2年間は欠番のまま。Aクラスの常連だったチームを支えた大物OBを呼び戻す大補強で、最下位からの逆襲に打って出る。
全盛期の活躍は期待出来ないと思うけど、特に西武の松坂はもう一度見て見たいです。
常勝軍団再び!西武、“再建の柱”松坂&中島のW獲りへ!!