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謎多き新種ヤドクガエル、パナマで発見

ヤドクガエル科の新種が中米パナマの熱帯雨林で発見され、このほど学術誌に発表された。体はとても小さく、指の爪にちょうど乗るくらいだ。

 派手なオレンジ色の有毒な両生類を研究者らが見つけたのは、カリブ海沿岸に近い丘陵地帯の一地域だ。

 学名をAndinobates geminisaeと付けられた新種は、体長わずか12.7ミリ。研究チームによると、多くの謎を秘めているという。

 まずこの小さな両生類は、遺伝的に最も近い同地の近縁種の「どれにも全く似ていない」。研究の共著者で、コロンビアの首都ボゴタにあるロス・アンデス大学の進化遺伝学・生物統計学教授アンドリュー・クロフォード(Andrew Crawford)氏は電子メールでの取材に応じ、「特にそのオレンジ色がそうだ」と語った。

 むしろ、「この新種は見掛け上、イチゴヤドクガエル(Oophaga pumilio)にとてもよく似ている」とクロフォード氏。「新種のA. geminisaeはおそらく今までにも見つかっていたが、イチゴヤドクガエルと見間違えられていたのだろう」。

 A. geminisaeとイチゴヤドクガエルがいずれも捕食者への警告信号となるオレンジ色をしているのは、「ミュラー擬態」として知られる進化上の戦術かもしれない。これは、有毒または不快な味の複数の種が捕食者をより確実に遠ざけるため、同じ色彩による警告システムを取り入れた結果起こるものだ。

「しかし、現時点では単なる推測にすぎない」と、クロフォード氏は付け加えた。

◆小さな体に強力な毒

 色だけでなく、今回新しく発見されたカエルの生態についてはほとんど解明されていない。オタマジャクシを背中に乗せた成体が見つかったため、成体が子の世話をすると思われる程度だ。

 これは、同属に含まれる他のヤドクガエルと共通する特徴だ。オタマジャクシが卵からかえると、親が1匹ずつ背中に乗せて小さな水場に運んでやる。そこでオタマジャクシは若いカエルへと育つ。

 研究チームは他のオタマジャクシを見つけられなかったものの、A. geminisaeも木のうろや葉が積もった場所などのたまり水に幼生を運ぶのではないかと考えている。

 クロフォード氏によれば、小さな新種の毒はまだ分析されていないという。しかし同氏は、これまでに熱帯雨林の狩猟者たちがこの毒を化学兵器の一種として利用したことはおそらくないとみている。

 南北アメリカの先住民は、いくつかの種が持つ毒を吹き矢など狩猟用武具の先に塗って利用してきた。コロンビアのモウドクフキヤガエル(Phyllobates terribilis)が有名な例だ。

 ヤドクガエルは多くの場合、生息域が非常に狭く、生息地減少、気候変動、死に至るカエルツボカビ症の脅威にさらされている。

 新種のカエルはペット取引と森林破壊という二つの危険に直面していると、研究チームは警告する。

 クロフォード氏は、「この珍しい種をもっと研究できるよう、彼らのささやかな生息域をいくらかでも守っていくことが重要だ」と強調した。

 今回の研究成果は、9月24日付「Zootaxa」誌に発表された。

まだまだたくさん新種がいそうだなー 
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