<全米テニス>自信を見せる錦織、決勝前日は軽めの調整
【ニューヨーク田中義郎】テニスの4大大会の今季最終戦、全米オープンの男子シングルス決勝は8日午後5時(日本時間9日午前6時)から行われる。日本勢で初の4大大会シングルス決勝進出を果たした第10シードの錦織圭(日清食品)は、第14シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と、ともに初優勝をかけて対決する。錦織は決勝前日の7日は約1時間、軽めの調整で汗を流した。
錦織は「決勝進出は初めてで、緊張したりもあるだろう。しっかり気持ちの準備を整えておきたい」と、静かに闘志を燃やしている。過去、チリッチとは7度の対戦があり、5勝2敗とリード。全米オープンでは2度ぶつかっており、2010年の2回戦は錦織、12年の3回戦ではチリッチが勝っている。
チリッチはロジャー・フェデラー(スイス)を破った準決勝でサービスエース13本を決めた。錦織はチリッチについて「サーブが良く、最近は攻めの展開が早いテニスに変えてきている」と見て警戒。準決勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)戦と同様に、早めに仕掛ける攻撃的なテニスでペースを握り、第1セットを先取して有利な立場に立ちたい。
「強い選手も倒していいテニスができている。調子を落とさずにやれれば、絶対に行ける」と自信を見せる錦織。日本テニス界にとって悲願の初優勝は、手の届くところにある。
明日が楽しみですね!!
<全米テニス>自信を見せる錦織、決勝前日は軽めの調整