3日連続0‐0…今後は規定見直しも 高野連事務局長「ここまでは想定していない」
「全国高校軟式野球・準決勝、中京0‐0崇徳」(30日、明石トーカロ)
中京(東海・岐阜)と崇徳(西中国・広島)の準決勝が、延長三十一回から再開され、四十五回まで計9時間18分戦っても0‐0で決着がつかなかった。3日連続のサスペンデッドゲーム(一時停止試合)となり、4日目の31日9時に四十六回から再開されることになった。中京の松井大河投手、崇徳の石岡樹輝弥投手(ともに3年)が互いに譲らず、3日間でともに45回を投げ抜いた。31日の勝者は同日、三浦学苑(南関東・神奈川)と決勝で対戦する。
3日間連続でサスペンデッドゲームの激戦に、日本高野連の竹中雅彦事務局長(59)は「ここまでは想定していない。サスペンデッドゲームの限界が見えた気がする」と話し、今後、規定変更を含めて協議を行う考えを示した。
大会日程の円滑な消化と選手の疲労軽減を考慮し、同大会はサスペンデッドゲームを採用しているが、現状ではその意図に反する事態となっている。
日本高野連では今夏、硬式・軟式の加盟校、各都道府県連盟に「健康管理に関するアンケート」を実施中で、ある時点から走者を置いた状況を設定するタイブレーク方式の導入可否などを募っている。竹中事務局長は「『軟式だけ先にタイブレークを』という意見も出てくるだろう。アンケート結果を踏まえて検討していきたい」とした。
こんなことがあるんですね
3日連続0‐0…今後は規定見直しも 高野連事務局長「ここまでは想定していない」