STAP示す現象検出せず=別方法で検証へ―「小保方氏準備できた」・理研中間報告
STAP細胞の論文問題で、理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の丹羽仁史プロジェクトリーダーらは27日、4月から行っている検証実験の中間報告を発表した。小保方晴子研究ユニットリーダーらが論文で発表した3通りの作製法のうち、生後1週間前後のマウスの脾臓(ひぞう)から採取したリンパ球を弱酸性液に浸す代表的な方法では、万能細胞に変わったことを示す現象は検出できなかった。
英科学誌ネイチャーに1月末に発表された論文は、理研調査委員会が実験画像の不正を認定し、7月に撤回され白紙に戻った。だが、理研はSTAP細胞の真偽ははっきりしないとして、来年3月末を期限として検証実験を進めている。
丹羽氏は東京都内で記者会見し、「多能性を示す遺伝子の発現上昇を検出できなかった。弱酸性液に浸す方法は、遺伝系統が違うマウスや肝臓、心臓の細胞でも実験している。細胞を細いガラス管に通して刺激を加えたり、薬品で細胞膜に穴を開けたりする方法も試している」と述べた。
総括責任者の相沢慎一特別顧問は「STAP細胞があるか、期限までに一定の判断を得られるよう進めたい」と述べた。
理研は6月末、小保方氏が微妙な作製技術を持っている可能性を考慮し、丹羽氏らとは別に11月末まで監視付きで検証実験を行うことを認めた。相沢氏は「笹井芳樹副センター長の自殺などがあったが、実験に入る準備はできていると判断している」と述べた
これ、やっぱりSATP細胞はないのでは??
STAP示す現象検出せず=別方法で検証へ―「小保方氏準備できた」・理研中間報告