土砂崩れで2人死亡=民家巻き込まれる―北海道礼文町
24日午後1時ごろ、北海道・礼文島北部の礼文町船泊村で、大雨の影響による土砂崩れに民家が巻き込まれているとの通報が、地元消防などにあった。道警などによると、少なくとも民家1棟が巻き込まれ、現場から男女3人が救助され病院に搬送されたが、うち女性2人の死亡が確認された。
道や礼文町によると、この民家には高齢の夫婦と娘が住んでおり、死亡したのは妻と娘とみられる。最初に救助された夫とみられる男性は命に別条がないという。民家は全壊した。道警稚内署などが身元確認などを急いでいる。
当時、礼文町には土砂災害警戒情報が出されていたが、避難勧告などは出ておらず、町内の約80人が自主的に避難するにとどまっていた。
現場近くに住む男性によると、23日夕方からの雨で近くの小川が氾濫し、付近の住民が自主避難を始めていたといい、「時間当たりの雨の量はとても多いわけではないが、とにかく長く降っている。こんなのは初めてだ」と話した。近所の漁師の男性(69)も「寝られないほどの音で、今まで経験したことのない雨だ」と話した。
気象庁によると、礼文町では24日午前7時15分までの1時間に41.0ミリの激しい雨が降り、同日午後1時40分までの24時間雨量は183.0ミリに上った。いずれもこの地点で2003年に観測を始めてから最多となった。
土砂崩れ・・・最近良くおきてますね。
土砂崩れで2人死亡=民家巻き込まれる―北海道礼文町