まんだらけ万引き犯は常連? 商店街で複数目撃情報
東京・中野区の古物商「まんだらけ」から「鉄人28号」のブリキ製玩具(25万円)を万引きして逃走したとされる男性が、同店の常連客だった可能性があることが15日、分かった。同店が加盟する中野ブロードウェイ商店街振興組合などによると、防犯カメラの画像に映っている男性の目撃情報が複数あることが判明。警視庁中野署は情報を集め、男性の行方を追っている。
「サブカルチャーの聖地」と呼ばれる中野ブロードウェイには「まんだらけ」以外にも、アニメキャラクターなどの商品を扱ったマニア向けの店が立ち並ぶ。4日に盗難の被害届が出されて以降、防犯カメラに映った男性の画像は、警視庁中野署が目撃情報を募るため、各商店主に配布していた。
ブロードウェイ内でフィギュア人形などのキャラクターグッズを扱う別の店の男性店主は、“犯人”らしき人物を見たことがあるという。「典型的な『オタク』っぽい人で気の弱そうな人。ウチで買い物をしたかどうかは分からないが、何度か見かけた人で間違いないと思う」と話した。
モザイクを外した画像を見た商店街関係者によると男性は「眼鏡をかけていて、おでこが広く、頭がはげ上がっている。40歳前後の少し小太りで、よくいるタイプの人なので見たことはあるかもしれないが、確証は持てない」と話した。
「まんだらけ」がネット上に警告文とともに載せていたモザイク画像は、4日に被害に遭った4階の店舗の横のトイレから男性が出てきたところ。トイレ内で盗品を袋の中に入れた後の画像とみられる。
事件後に中野ブロードウェイ商店街振興組合が理事会を開いたところ「見たことがあると思う」という商店主が複数いたという。同組合の青木武理事長は「たまたま初めて来たという人ではないと思う。早く自首してほしい」と話した。
中野ブロードウェイに隣接し、JR中野駅北口につながるアーケード商店街の中野サンモールは、7月に防犯カメラを増設したばかり。別の商店街関係者は「ここを通って逃げたのならば鮮明な画像がもっとあるのではないか」と話した。
万引きは犯罪ですよ!!
まんだらけ万引き犯は常連? 商店街で複数目撃情報