スクエニを家宅捜索 他社キャラ、漫画で無断使用
何でこんなことを・・・・
コミック誌で連載されている漫画の作中で、人気ゲームのキャラクターを無断で使用したとして、大阪府警は5日、著作権法違反容疑で、発行元の「スクウェア・エニックス」(東京都新宿区)の本社など関係先を家宅捜索した。
捜査関係者らによると、著作権侵害の疑いが持たれているのは「月刊ビッグガンガン」誌上で押切蓮介氏が連載している「ハイスコアガール」。府警は押収資料の分析を進めるとともに、会社担当者や作者らから任意で事情を聴く方針。
スクウェア・エニックスはこの漫画の中で、ゲームソフト販売・開発会社「SNKプレイモア」(大阪府吹田市)が著作権を持つ対戦型格闘ゲーム「ザ・キング・オブ・ファイターズ(KOF)」や「サムライスピリッツ」などのキャラクターを、許諾なしに勝手に使用したとしている。
ハイスコアガールは1990年代を舞台にしたラブコメディー作品。主人公がゲームマニアで、作中で当時ブームになったさまざまな格闘ゲームをプレーする。その中でKOFやサムライスピリッツのキャラクターが100カ所以上にわたって登場していたという。
単行本の巻末には著作権表示によく使われる(C)マークとともにSNK社の名前が他の複数のゲーム会社とともに記され、許諾を得たような体裁になっていた。
スクウェア・エニックスは複数の漫画誌を発行。ドラゴンクエストやファイナルファンタジー(FF)シリーズなど人気ゲームソフトの製作でも知られる。