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数的優位活かせずギリシャとドロー 最終戦にGL突破懸ける/日本代表W杯速報

日本代表は現地時間19日(以下現地時間)、ブラジルのナタルで2014年W杯グループリーグ第2戦のギリシャ戦に臨み、0対0のドローで試合終了となった。

 コートジボワールとの初戦を落とし、負ければグループリーグ敗退決定という崖っぷちの状況でギリシャ戦を迎えた日本。絶対に勝ち点3が欲しいこの日はコートジボワール戦から先発2名を入れ替え。香川真司に代えて大久保嘉人、森重真人に代えて今野泰幸を起用した。

 初戦のコートジボワール戦とは違い、この日はこれまで日本が目指してきた主導権を握るサッカーを展開する日本。ボール支配率70%を記録し、大久保や大迫勇也らがチャンスを迎えるが、ネットを揺らすには至らない。それでも、35分にギリシャの得点源であるミトログルが負傷交代となると、その3分後にはカツラニスがこの日2枚目の警告を受け退場に。ギリシャに立て続けにアクシデントが発生したことで、日本が有利な展開で後半を迎えることとなった。

 数的優位に立った日本は、後半開始と同時に遠藤保仁を投入し、ゴールを奪いにいく。55分には、ゴール前正面の位置で大久保が倒されFKを獲得。遠藤が右足で狙ったが、これは壁に阻まれた。早くゴールが欲しい日本は57分、大迫に代え、この日ベンチスタートとなった香川を投入。これにより、前線の並びは岡崎が1トップ、左に香川、右に大久保という形になった。

 60分には立て続けにCKを与え、サマラスにあわやというヘッドを許したが、GK川島永嗣のファインセーブでピンチを凌ぐ。耐えた日本は68分、この日最大の決定機。サイドチェンジのパスに内田が抜け出し、クロスを大久保がフリーで合わせたが、左足のシュートは枠を捉えず。このチャンスを活かせない。足が止まり始めたギリシャに対し日本がさらに押し込み始めると、71分には内田にも決定機が訪れるが、至近距離からのシュートはゴールの右に外れる。

 その後も攻勢を続ける日本だが、数的不利になったこともあり引き分けで良しとするギリシャの守備をなかなかこじ開けられない。84分には長友のシュート性のクロスを吉田が合わせたが、このシュートもクロスバーの上を超えていった。

 交代枠を1枠余している日本だが、ザッケローニ監督はカードを切らず、吉田を前線に上げる形を選択してゴールを目指す。88分には大久保を起点にカウンターを仕掛けると、岡崎が倒されいい位置でFKを獲得。このチャンスに遠藤が低い弾道で狙ったが、GKのセーブに遭いこれも得点とはならない。結局、最後までギリシャゴールをこじ開けることはできず、スコアレスのまま試合終了。決勝トーナメント進出の可能性は残したが、最終戦では勝利が突破の絶対条件となった。

 この結果、グループCは2試合を終え、コロンビアが勝ち点6、コートジボワールが同3、日本とギリシャが同1となり、コロンビアのグループリーグ突破が決定。日本が決勝トーナメントに進出するためには、24日(日本時間25日午前5時)の最終戦でコロンビアに勝利した上で、コートジボワールが引き分け以下に終わることが絶対条件となる。

前半でギリシャが10人になったので、いけるかな?って思ったんですが・・・
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