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アイス国内販売19年ぶり最高 定番商品が好調、冬場の需要も下支え

 アイスクリーム類・氷菓の2013年度の国内販売額は19年ぶりに過去最高を更新し、4300億円を超えたもようだ。昨夏の猛暑で売れ行きが伸び、冬場の需要定着や景気回復も後押しとなって4年連続で4000億円台を維持。森永乳業の「パルム」など各社の大人向け商品も消費者に浸透し、顧客層を広げた。

 主要各社の販売実績などを基に推計すると、13年度の国内販売額は、12年度の4181億円(日本アイスクリーム協会調べ)に比べて3%近く伸長。これまでの最高だった1994年の4296億円を上回り、4300億円を超えたのはほぼ確実となった。猛暑の時期に各社が工場をフル稼働させ、商品を十分に供給できたことも好調な販売を支えた。

 国内販売額は2004年度以降、ほぼ右肩上がりで伸び、冬場の需要も下支えとなって10年度には4000億円台を回復。業界では「今後、猛暑にならなくても4000億円台は維持できる」(メーカー幹部)と楽観的な見方も出ている。

 ただ、ここ数年は新ジャンルのヒット商品を生み出せていないのが各社の悩み。売れ筋はロッテの「爽(そう)」や「雪見だいふく」、明治の「エッセルスーパーカップ」、森永の「ピノ」、赤城乳業の「ガリガリ君」といった定番やその派生商品という状況が続いている。新たな需要の喚起にはヒット商品が欠かせず、各社は開発を急いでいる。

アイスの看板商品は寿命が長いイメージ。
新商品楽しみです。
アイス国内販売19年ぶり最高 定番商品が好調、冬場の需要も下支え

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